02.カツオの生態

今月は、カツオの生態についてお話させて頂きます。
カツオというと休まず泳ぎ続け、止まると死ぬといわれていますが、実際に一生休まず泳ぎ続ける魚です。浮き袋が未発達のため、泳ぎを止めると沈んでしまうからです。そのスピードは最高速で、時速約50kmで泳ぎます。サバ科の魚で、諸説ありますが、寿命は7年~10年位と言われています。
カツオは頭から尻尾にかけての縞模様の魚というイメージがあるかと思いますが、普段泳いでいる時は無地の銀白色です。カツオは興奮すると、この縞模様が浮かび上がり、死んだ後もそれが残っていると考えられています。
生きている間は無地の銀色

興奮すると縞模様が浮出ている
1年で約1.5kgまで成長し、5年で約10kgまで成長します。カツオ節に主に使用されるサイズは1年~3年の成魚で、1.5kg~5kgの物です。

大型魚でありながら「なぶら」と言われる群れを作って集団行動をしています。
生息している場所の、赤道付近の太平洋、大西洋、インド洋を回遊しています。回遊魚であるカツオは年間約2,500kmを回遊すると言われています。カツオが好む水温は17℃~29℃で、最適な温度が20℃~22℃前後です。
日本近海には黒潮暖流にのって回遊し、4月~5月に土佐沖で獲れるカツオを「初カツオ」といい、三陸まで北上し、秋頃から南下してきます。これを「戻りカツオ」と言って脂がのっていて、美味しいカツオです。

カツオが産卵する場所は、表面水温24℃以上の水域で行われます。1回の産卵で30万~100万個の卵を産むといわれています。1回の産卵期に1尾が何度も産卵します。そのうち成魚になれるのは0.001%程度です。