02.節類の状況 27年10月

月の節の状況をお話します。カツオ節・サバ節・輸入のカツオ節の動向をメインでお話していきます。

国産のカツオ節は9月で人工浮き漁礁(FADs)漁の規制が終わり、一番効率の良い漁獲方法に戻る為、漁獲量が増えてくるのを期待していましたが、現在では期待していた程カツオの水揚げ数量は伸びておりません。漁獲規制が終わり10月の初旬には、カツオの水揚げ量が増え瞬間的に生のカツオの価格が下がりました。その時点でカツオ関係の業界は、これで数量も価格もしばらく落ち着くものだと思っておりました。ところが、すぐにその後カツオの水揚げ量が減少し、生のカツオの価格は高い水準で推移しています。

サバは、この時期は秋サバとして脂がのっていてサバ節の原料としては、不向きであるとされています。特に薄削り用のサバは脂が多いと削った時に粉になってしまう等、品質に影響が出やすいので、この時期のサバ節はダシ用として厚く削るものや、粉末用に使用するものがメインになります。今年は8月以降台風が多く、8~10月は毎月数回ずつしか水揚げがありませんでした。水揚げの数量が少ない為、サバ節としては質が悪い物でも値が下がらず、高値で取引されています。

 

輸入のカツオ節も、高い価格で推移しておりましたが先月と比べさらに10%程価格が上がってきました。

フィリピンでは、漁に出てもカツオがあまり獲れず、フィリピン国内で消費される分と、缶詰工場に回ってしまい、カツオ節用に手当される数量が少なく、価格も高くなっています。

インドネシアのカツオ節は、インドネシア国内の漁獲規制で水揚量が激減していて、輸入できるカツオ節の量も非常に少ない状況が続いております。現在のインドネシアのカツオ節は、受注生産に近い状況にある様です。

 

どの節類も価格が高い状況が続いていますので、いつ落ち着いてくれるのかと心待ちにしています。

また、年末にかけてカツオ節類の需要が伸びてくるため、余裕をもって購入していかないと、在庫を切らしてしまう恐れがありますので、常に自社の在庫とカツオ節屋さんの在庫状況を気にする必要があります