02.節類の状況 27年11月

鰹節とサバ節を中心に節類の状況をお知らせしていきます。

かつおは、年末の需要期に近づいてきました。カツオ節の原料となる冷凍カツオの価格は、先月よりも3%程度値をあげて来ています。先月も今年度の高値を更新しているとお話しましたが、11月に入り更に値を上げています。原因は色々あるようですが、「漁獲量が少ない」というのが一番の原因です。

10月から一番効率の良い漁獲方法(人工浮漁礁による漁)が解禁になり、漁獲量が増える時期になったのですが、一向に増加せずカツオ節会社もカツオ節を加工する会社も、期待が外れてしまいました。水揚げ量が減った原因に、海水温が変わった、エルニーニョ現象の影響ともいわれていますが、はっきりしていません。

海外まき網船で漁をする場所は、赤道付近の島国の海域になりますが、この海域で漁をするには、この海域に入るだけで1日あたりの“入漁料”を支払います。1日の水揚げ量が少なくても高額な入漁料を支払いますので、不漁はカツオ・マグロ漁船にとって致命的になります。

この頃は、カツオの値段だけでなく、毎日の漁模様が気になっています。今は水揚げ量が増える事を祈るばかりです。

輸入されるカツオ節の需給状況も悪化しています。メインであるインドネシア、フィリピンのカツオ節も先月より更に値を上げています。何より手に入りにくく、原料を切らしてしまう恐れがあります。インドネシア、フィリピンのカツオ節は国産のカツオ節に比べ、脂肪分が少なく淡泊で上品なダシが特徴です。商品によっては、輸入節向きの物も多数あります。今は数量を確保する為に必死になっています。

サバ節の状況です。サバ節の一番質の良い時期は、産卵後の脂の抜けた4月~5月がサバ節には最適と言われています。お盆明けから、11月頃までの秋サバと言われる時期のサバは、脂が多くサバ節には向いていないとされています。

しかし近年は、秋サバの時期にも良いサバが獲れる事が続いています。今年も時季外れの質の良いゴマサバが獲れています。

ただ今年は、生鮮食品用のマサバ(平さば)が不漁の為、替わりにゴマサバが使用され、価格も上げている様です。