05.不適合の発生を未然に防ぐ

予防処置とは「起こり得る不適合またはその他の望ましくない起こり得る状況の原因を除去するための処置」をいいます。

すなわち、まだ発生はしていないが、今後発生するかもしれない不適合やその他の望ましくない状況の原因を取り除き、これらの発生を未然に防止する対策を施すことをいいます。そして、予防処置の手順として、次の5つがあります。

①起こり得る不適合およびその原因の特定、②不適合の発生を予防するための処置の必要性の評価、③必要な処置の決定および、実施、④実行した処置の結果の記録⑤予防処置において、実施した活動のレビューを求めています。

予防処置を行っていくためには、潜在的問題点を把握し、対策を施していくことになります。その際の注意点としてはさらに次のようなことがあります。

(1)どんな不適合が発生するかを見つけることが第一ですが、そのためにはまず、製品や部品の検査データや、不適合およびその是正処置の内容をはじめ、工程管理をしていくうえで大切な記録を取ることを習慣づけます。

(2)それらの記録分析や工程での以上状況(作業者の動き、機械のチョコ停など)を感知して、製品や部品および工程内に潜んでいる問題点を摘出していきます。

(3)摘出した問題点の原因を追究していきます。この際、なぜなぜ分析などを活用していくことも有効です。

(4)把握した原因を取り除くための対策を施していきます。ここで大切なことは、施した対策がその原因を除去するのに有効であるかを確認し、有効であれば、その対策が継続的に維持できるように標準化する事です。

(5)最後に、施した対策の水平展開を行なっていくことも重要になります。

参考資料:よくわかるこれからの品質管理