07.製造現場見原奮闘記!

暖冬といわれていた今冬も、冬が深まるにつれて本格化してきました。史上まれに見る寒波の襲来等、ご苦労なさっている方々もいらっしゃることと思います。

小林食品のある焼津は、気候的にかなり恵まれていると感じております。その理由は、積雪がないということです。30年以上、住んでいるなかでも雪が降ったということも数回、記憶の中では積もったとなると1回しかありません。

寒い日に恋しくなるといえば‘鍋料理’です。かつおだしのきいた鍋であったまることも冬ならではだと感じます。

 

‘だし’といえば、先日だしソムリエという方の講演を聴いてまいりました。

きっかけは、「全国鰹節類青年連絡協議会」の全国大会の中で、記念講演として行われました。「全国鰹節類青年連絡協議会」というのは社団法人全国鰹節協会の下に組織されていて「全鰹青(ぜんかつせい)」と呼ばれています。鰹節製造をはじめ鰹節にかかわる企業の主に若手が集まり鰹節の普及や小学生を対象とした食育をしています。

全鰹青は、通常各地で活動していますが、一年に一回全国大会を開催しています。今年は名古屋で行われました。全国より100名近い会員が集まり、全鰹青としての活動の共有から各地の情報交換、初めて会う業者との交流ができ、私にとってかなり有意義な場になっています。

 

少し脱線しましたが、だしソムリエという資格をご存知でしょうか。だしソムリエ協会が認定している資格です。その協会の代表の方が講演をしてくださいました。

全鰹青の大会ということもあり、鰹節のだしについて詳しく取り上げていただきました。鰹節に限らず、野菜や肉のだしについても研究なさっているかたの話は、知らないことも多く大変参考になりました。特に、興味深かった話題は‘名古屋めし’のおいしさの秘密です。味噌カツ・味噌煮込みうどんなど濃い目の味付けもだしのうまみがあってこそだということでした。普段食べているものでも、だしの存在に気が付かずにたべているものが多くあるように感じました。お吸い物など、だしのおいしさが前面に出てくる料理もありますし、隠れながらも主役を活かす土台としても活躍することができるだしについて、改めて奥深さと素晴らしさに気が付くことができた講演でした。