05.不適合品の処理を徹底しよう

不適合品のことについて、いくつかご紹介してきました。その是正については、不適合品の原因を究明し、再発防止の処置を行なうことはいうまでもなく必要なことです。
では、不適合品現品の処理の徹底を図るためにどうしたらよいかを中心に紹介していきます。
工程で不適合品を発見したら、次のような注意が必要です。
(1)不適合品は、手直しできるか否かにかかわらずとにかく赤箱に入れ、適合品と明確に区別し、適合品への混入を防止します。なお、赤箱には「不適合品」と明記することも大切です。
(2)赤箱に入れた不適合品は作業終了後、不適合現象別に数量を作業日報などに記録した後、手直しできるものとできないものに区別します。
(3)手直しできない不適合品は赤札または赤ペンキを塗布して赤箱に戻し、廃却します。
(4)手直しできる不適合品は、「手直し品」と明記した黄箱に入れ、適合品や不適合品との区別を明確にし、適合品への混入を防止します。
(5)手直し後、適合品になれば、適合品として扱います。なお、手直ししたことがわかるように、手直しマークをいれたほうがよいでしょう。
(6)手直ししても不適合品であれば赤札などを貼り赤箱に入れ、棄却します。
作業中や運搬中などで起きた落下品、何気なく機械、作業台、床などにチョイ置きしたもの(製品、部品など)も、適合品・不適合品扱いとして、赤箱に入れることも重要です。
このように、不適合品処理を標準化し、作業者教育を行なって、不適合品の処理の徹底を図り、不適合品の適合品への混入を防止し、顧客に不適合品を流さないことが大切です。
参考資料:よくわかるこれからの品質管理
製造現場では、このような管理ができており、良品に不適合品が混入しない工程になっています