07.製造現場見原奮闘記!

前号での小林食品における商品開発についてもう少し詳しく紹介いたします。

 私自身も実は製造にかかわるばかりで商品開発についてあまり詳しくありませんので、弊社におります食品の研究開発に長く携わってきた大先輩に話を聞いてきました。

Q どのような仕事をしてきましたか?
A 研究開発というのは一口にいっても研究と開発でやることが違います。研究というのは、例えば鰹節にはどのような成分が入っているのか?や、はたまたその成分は人体に効果があるのか?などを追及します。研究の成果を利益につなげることが開発の仕事の一部となります。
Q 開発の仕事はどのようなものでしょうか?
A 開発には、新製品の生みだすことと、既存の自社製品について改良をほどこすことです。その両方について大事なことは、自身の感覚だけで進めないということです。自分の感覚だけでよい製品ができたとしても、独りよがりになってしまうことがあります。お客様をはじめ同僚などと意見を交換しながら開発することでよい製品になります。
Q 新製品開発について教えてください。
A 小林食品で生みだしたものの中に鰹節の厚く削ったものに味付けをして乾燥させてそのまま食べる製品があります。もともとは牛肉の加工品であるビーフジャーキーをイメージして取り掛かりました。試作を重ねると、噛み切れずに口の中に残ってしまうという課題がでてきました。そこで、削りの厚さを変えたり、乾燥の条件を変えたり、調味料の配合を変えたりを繰り返し、完成をしました。その味付け鰹節をお客様がお茶請けやおつまみにしやすくアレンジをして一般のお客様に楽しんでもらっています。自分で創ったものが世に出るというのは開発の面白いところです。
Q 苦労話はありますか?
A 開発室での条件と製造ラインでの条件が違うことがあります。液体の製品の製造で、ラインの装置では混ざりきらずに一回の製造の最初と最後で濃度の違う製品になってしまったことがありました。担当者との打ち合わせ不足が原因でした。

 味付け鰹節の製造にかかわっていますが、開発の話を聞くことができて興味深かったです。