05.作業者の教育訓練を行おう

製造工程における主たる要素として、4M、すなわち人(Man)、材料(Material)、機械(Machine)、作業方法(Method)、があります。工程で品質をつくり込み、顧客に満足してもらえる製品を効率よく生産するためには、4Mを中心に管理することが重要といわれています。この4Mの要はいうまでもなく人(Man)、すなわち作業者ということになります。言い換えると、品質管理の要は作業者であり、作業者の力量を高め、職場を活性化していくことが、最も重要であるということになります。
●二つの訓練のやり方
作業者の教育訓練には、OJT(職場内教育)とOFF-JT(社内集合教育・外部派遣研修など)があり、作業者個々の力量を基準に両者を有効的に組み合わせ、計画的に実施していくことが大切です。
(1) OJTのやり方
作業者教育訓練の中心となるもので、作業標準書や設備点検シートなど、職場で作業を行なううえで必要な作業書をテキストにして、作業の手順、作業方法などについて、教育訓練を行ないます。まず、テキストに基づいて、作業の手順、作業方法の概要を説明し、次に教育する側がテキストをもとに作業をやってみせます。そして、作業者に作業をやらせてみて、テキストどおりに作業ができるまで教育訓練し、作業のポイントや注意点などを取得させます。このとき、作業する対象が何で、どんな機能を持っているか、顧客に対してどのように役立つのかなど、製造するモノの機能や役割なども教えることが大切です。
(2) OFF・JTのやり方
工程で品質をつくり込むために必要な基礎的知識をはじめ、職場で役立つ事項について、社内研修または外部の研修機関に派遣して、教育を受けさせます。

参考資料:よくわかるこれからの品質管理
次回は、自動車免許に学ぶ!新人教育とは?のご紹介をします。