02.鰹節の状況

最近、イカやサケが今までにないくらい高騰しているとニュースでよく流れています。その中で、ニュースに流れていない海産物も昨年から全般的に不漁が続き、価格が上がっています。海産物の種類によっては、例年の5倍の価格になっている物もあると聞いています。

それに漏れずカツオ節用の生鰹の価格が記録的に高騰しています。今までも価格が上がる事はありましたが、どちらかというと短期間に価格が上がり、落ち着くという流れでした。今回の高騰は、1年以上をかけて少しずつ価格が上がり日々更新されている状況にあります。

原因とするとカツオ節に使用される鰹の水揚げ量が減少していることがあります。海外巻き網船では、カツオ節用のカツオ(加工用のカツオ)の他に、キハダマグロ、メバチマグロ、鮮魚用カツオが水揚げされます。その中で、最近はカツオ節用のカツオの水揚げ量の割合が激減しており、絶対的な加工用カツオが減っています。海水温の変化や乱獲が言われていますが、はっきりした理由は分かりません。

また、日本に水揚げする巻き網船も、海外の国の方が条件が良いと、日本以外の国で水揚げすることもあり、水揚げ船の取り合いになる事もあるようです。その船を日本に呼ぶために、高値で引っ張るという事も価格高騰の一因にあるようです。

水揚げ量が減ると、生魚の価格が上がると同時に、加工会社が工場を経済的に運営する生カツオの量を仕入れ出来なくなります。工場を回すために、製造量を減らして調整しているところもあります。
その為、加工会社としては、カツオ節製造の加工賃を上げたい状況にあります。ただ、生魚の価格が上がり、加工賃まで上げると、カツオ節としては合わない価格になってしまいます。非常に厳しい状況にあると聞いています。

カツオ節の関係者に聞くと、口をそろえてカツオ節はしばらく高い価格で推移するだろうと推測しています。
弊社としては、カツオ節加工会社と削り節会社が共存出来るように、足並みを揃えた仕入れをしていく事が大事であると考えています。