05.品質検査員の検査のばらつきとは?

製品の顔ともいうべき外観品質。見た目の印象が、その製品全体の品質として受け止められやすいことから、シビアに管理しなければならない大切なポイントのひとつです。
そんな、外観品質をチェックするのが、外観目視検査になります。
もし、外観目視検査でばらつきがあれば、製品の外観品位を維持できません。なので、安定した品質検査ができるようにばらつき要因の検査員を鍛える必要があります。
そのためには、検査員教育を実施するための現状把握として「検査実績」を定量的に把握することが、大切です。検査員の力量は、検査時の不良の検出力を複数の検査員で比較することで確認することができます。複数の検査員で製造条件の同じ製品を検査し、検査員別の不良検出力を出すことで意外と大きなばらつきがあることに気づくことでしょう。不良をあまり検出していない検査員がいれば、ほんとうに見逃しなく確認できているか、検査基準の認識のズレが生じてないかなど、検査の検出力が維持できていることを検査員ごとに検証していく必要があります。だれが、どれだけ、どんな不良を検出したかがわかるような記録をとることはもちろん、小さな製品でかさばらない場合は、不良棚を用意して、担当者別の写真を貼って、見える化をはかり、検査員たち自らが、その差異にお互い気づけるような仕組みをつくる取り組みもお勧めです。
参考資料:品質管理研究所
検査員や外観検査などに限らず新人さんとベテランさんには、仕事に対してばらつきがあります。自分が行なうと不良になるときには、どこが成功する人と違うのかを考え、失敗を繰り返しながらコツを掴みます。成功する回数(自分で気づく力)が増えれば、よりモチベーション高く仕事ができるはずです。
だれがどこの場所に携わっても、ばらつきない結果が出れば、良い製品が多くできるかと思います。