2.カツオ節の話

最近のニュースでカツオの不漁が伝えられています。例年行われているカツオ祭りが中止になったり、冷凍のカツオで行われていると聞いています。このニュースは近海のカツオの話で、日本では主にタタキや生食用で使用されているカツオですが、カツオ節用の冷凍カツオも同様に不漁が続いています。

その為、相変わらず鰹節は高値を維持しています。もうそろそろ価格が落ち着くのではないかと言われて、数か月が経っています。4月~5月の上旬にかけて海外巻き網船の水揚げは記録的に少なく、減産をするカツオ節工場もありました。ゴールデンウィークが明けてからは、船が戻って来たので少しほっとしました。
ただ、水揚げ数量が増えても価格は高値を維持しています。しばらくはこの相場が続くとみられています。海外巻き網船の運営費用が増大している事と世界的なマグロ、カツオの需要が上がっているからです。
また輸入のカツオ節の状況は更に悪化しています。インドネシアやフィリピンのカツオ漁も不漁が続き、相場が高騰しています。船が漁に出ても魚が少なく、缶詰工場や現地消費に回りカツオ節には魚が回ってきにくくなっているようです。輸入のカツオ節の価格が上がってきていることも、国内のカツオ節の価格高騰に影響を与えています。

サバ節の状況です。サバは主にマサバ(平サバ)、とゴマサバの2種類に分けられますが、サバ節は脂の少ないゴマサバを使用しています。種類とサイズによって価値と使用用途が変わります。
現状の漁模様は、サバ節用のゴマサバが春先から獲れはじめほっとしていますが、価格は依然、非常に高い水準にあります。現在は、サバ節に向かないマサバの小さいサイズが多く漁獲されています。この小さいサイズのマサバは缶詰にも生鮮にもサバ節にも向いておらず、安値で取引されています。
近年では、サバやムロアジ、宗田カツオ等、日本近海で獲れる魚は、サイズや時期が変わってきており、加工会社も先が読めない状況になっています。サバも暫くは高値で推移されると思われます。

ここ数年のカツオやサバの動向を見ていると、節類の価値が上がってきているという事であると言えます