6.ふりかけのお話

こんにちは。前回は、粗選別工程の話しでした。今回は精選別工程についてお話をします。
粗選別工程で対応できない異物の除去は分級選別機です。ふりかけより長い物を除去することが出来ます。例えば、長い骨や削り節の切片です。分級選別機は振動機とパンチングボートから構成されます。パンチングボートの孔は目標異物の形状を基づいて、計算されたサイズ(形)となります。パンチングボートの下は、製品コンベアがあります。
流れとしては、製品(ふりかけ)はコンベアで流れて来て、設定された速度、強度や幅などで振動していたパンチングボートの上に落とします。パンチングボートの孔から落下した物は製品として扱い、製品コンベアにより次の工程へ送られます。通れない物はそのままパンチングボートの上に前へ進み、アウト品となります。
そして、金属探知機やX線検査機など自動検査機器もあります。それぞれ得意分野を活かし、併用する場合もあります。金属探知機は、金属が通ると磁界(磁力線)が変化することを利用しています。検査物に金属が混入していると、磁界が影響を受けて変化し、その変化を検出することによって金属の混入を見つけます。さまざまな種類の金属を検出できます。X線検査機は、レントゲン撮影と基本的に同じ原理で物を透かして中の様子を見ることができます。X線を細いビーム状にして被検査品に照射し、半導体型ラインセンサで透過量を計測し画像として撮影します。撮影されたモノクロのX線透過画像を解析し、異物とそれ以外のものを自動判別します。

選別機械はいろいろありますが人間の目による選別は廃止できません。人間の目はわずかな変化を目で認識し判断できる優れた能力を備えているため、自動検査機等では判定しにくいところは、人間の視覚に頼っています。「手で触れて」「目で見て」「脳で判断する」官能検査となります。専任の担当者数名で行います。異物とともに、原料の変色や傷(いた)みをチェックし、異物と間違われるものを取り除くことも大きな目的です。選別担当者は、「自分がお客様だったら」という視点で、異物を除去するように心がけています。
では、次回に。