料理の下ごしらえには、食材の味や食感を引き出すためのさまざまな工夫があります。
その中でも「板ずり(いたずり)」は、特に野菜を扱う際によく使われる基本的な技法のひとつです。
この記事では、板ずりとは何か。
どんな野菜に使われるのか。
そしてその利点についてわかりやすく解説します。
1.板ずりは料理の下ごしらえ
板ずりとは、野菜に塩をふって、まな板の上でゴロゴロと手で転がす下処理のことをいいます。
「板(まな板)の上で擦る(ずる)」という言葉の通り、
野菜を塩で軽く揉み込みながら転がすことで、食材の表面を整えたり、風味を引き出したりします。
やり方としてはきゅうり等に塩をふり、手のひらで軽く押さえながらまな板の上で前後に転がします。
すると、表面のトゲや汚れが取れてなめらかになり、調理しやすい状態になります。


1-1.板ずりをする代表的な野菜はきゅうりなど果菜類
板ずりは、特に以下のような野菜に対して行われることが多いです。
- きゅうり
最も一般的な例です。サラダ、酢の物、浅漬けなどに使う前に板ずりをすることで、青臭さが和らぎ、色つやも良くなります。 - なす
皮が固く色移りしやすいなすにも板ずりを行うことがあります。塩をすり込んで軽く転がすことでアク抜き効果が期待でき、焼いたときの風味が向上します。 - オクラ
細かなうぶ毛が気になるオクラには、板ずりが欠かせません。塩をまぶして転がすことで表面がつるんとし、口当たりが良くなります。
このように、表面にうぶ毛やトゲがあるもの、アクが強いもの、または臭みを取る必要のある食材に適した処理法です。
他にも、ゴーヤや冬瓜、里芋や枝豆なども板ずりする場合があります。
2.板ずりをすることによる4つのメリット
板ずりには以下のようなメリットがあります:
● 青臭さやえぐみを和らげる
特にきゅうりやなすなどの青臭みが気になる野菜では、
板ずりを行うことで風味がまろやかになります。
● 見た目が美しくなる
塩の効果で表皮の色が鮮やかになり、ツヤも出ます。
料理全体の見映えがぐっと良くなります。
● 味がしみやすくなる
塩でもむことで野菜の繊維がほぐれ、調味料がしみ込みやすくなります。
浅漬けや酢の物、炒め物にも効果的です。
● 表面の汚れ・うぶ毛・トゲが取れる
オクラやきゅうりの表面処理としても有効で、より衛生的かつ食べやすくなります。
3.まとめ
板ずりは、ほんのひと手間で料理の仕上がりを大きく変えることができる、
シンプルながら効果的な下ごしらえの技法です。
特にきゅうりやオクラのように表面に特徴のある野菜には欠かせません。
ぜひ日々の調理に取り入れてみてください。



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