鰹節削り器の最高級品ってどういうものだろう?と思っていませんか。
一般的な鰹節削り器は安いもので2000円台から1万5000円くらいですが、最高級品ともなると5万円を超えるものまであります。
鰹節削り器の最高級品は大工の職人の方々が使っている鉋(かんな)と同じようにつくられています。木材よりも硬いとされている鰹節を削るので当然と言えます。
鰹節削り器の最高級品を選ぶポイントは3つあります。
・刃物
・鉋台
・外箱
それぞれ最高級品を選んでいくと、鰹節削り器の最高級品になります。この記事を読んでポイントを押さえたうえで納得して鰹節削り器を選んでみてください。
目次
1. 鰹節削り器の最高級品を選ぶ3つのポイント
鰹節削り器は大きく分けて3つのポイントがあります。それが刃物・鉋台・外箱です。それぞれに最高級品があります。すべての部品で最高級品を選ぶことで最高級の鰹節削り器が出来上がります。
1-1 刃物は安来鋼(やすきはがね)青紙(あおかみ)を選ぶ
鰹節削り器の刃物には安来鋼の青紙を選びます。安来鋼というのは最高級の包丁にも使われる刃物です。日立金属が制作しているもので日本刀に使われていた鋼をルーツに持ちます。安来鋼のなかには青紙、白紙があります。青紙のほうが耐久性に優れており、鰹節を日常で削るとすると切れ味が継続しやすり青紙がおすすめです。白紙は切れ味が抜群ですが青紙よりも研ぐ回数が増えてしまいます。研ぐことに抵抗がない方は白紙でも大丈夫です。
1-2 鉋台は白樫を選ぶ
最高級品の鰹節削り器の鉋台には白樫を選びましょう。白樫は大工の職人さんが使う鉋でもひろくつかわれています。白樫が選ばれる理由は変形しにくいところと使い減りしにくいところです。変形しないメリットはいつでも安定した切れ味になることです。鉋の刃物は1/100㎜単位で調整してあります。大きさがかわりやすい木材を使用すると刃物の出方がかわって、上手に削れないことがあります。また調整を毎日行う必要がでてきます。使い減りしないメリットもまた切れ味に関係しています。削り器のほとんどは削る鰹節よりも大きくできています。削り器の真ん中だけで削るとそこが凹んでしまいます。そうするとそこだけ厚くけずれるため、最悪の場合には鉋台を交換する必要があります。最高級品にこだわるなら白樫を選びましょう。
1-3 外箱は桐を選ぶ
外箱は桐で出来たものがおすすめです。桐は高級箪笥にも使われています。外箱は箪笥を選ぶ感覚と似ています。削り節は衣類よりもカビやすいので、防カビ性をもつ桐は削り器におすすめです。削り器を使った後、水洗いはできないので乾拭きをします。少ない削り節の粉が残った状態で湿気の多いところに置いておくとすぐにカビがついてしまいます。桐をつかうとカビにくくなります。気温や湿度が変化しても変形しないこともメリットのひとつです。欅(けやき)も最高級品にふさわしい外箱になります。木目が美しく、木材としての希少価値が高いですが、削り器としての機能を考えると桐を使った外箱がおすすめです。
2.鰹節削り器の最高級品を買えるサイト2選
鰹節削り器の最高級品を取り扱うサイトを紹介します。
2-1 松作商店様
1万円以上の鰹節削り器が並んでいます。刃物へのこだわりはもちろんのこと、外箱まで凝った作りのものまであり、まずはサイトを確認することをお勧めします。
2-2 焼津の鰹節工房 トマル水産様
刃物、鉋台はおすすめのものを使用しています。外箱は木製バットにも使われるダモの木が使われているため耐久性に優れています。他にも標準的なものから本枯節まで購入できます。
コメント