煮え端とは煮物や汁物などが沸騰し始めるタイミングのことです。この煮え端の状態は、3つの利点があり、それぞれ香りが一番引き立つ、食材が煮崩れしにくい、アク取りのベストタイミングといったものになります。
しかし、沸騰し始めるタイミングといっても聞いただけではいつのことかわかりにくいと思います。そこで動画で煮え端の状態を紹介するので、是非参考にしてみて下さい。
1.煮え端の意味
煮え端とは「にえばな」と読み、煮物や汁物などが沸騰し始めるタイミングのことを指します。
1-2.動画でみる煮え端
言葉だけでは煮え端のタイミングがわかりにくいため、動画で煮え端のタイミングを説明したいと思います。
動画の50秒~1分付近の全体的に小さな泡がふつふつと出始めたタイミングが煮え端のタイミングといえます。
50秒以前は泡がふつふつの上がっていないので早い、逆に1分20秒以降は泡が大きくなってきているので、遅いといえます。
2.煮え端の3つの利点
なぜ煮え端のタイミングが重要なのか、3つの利点を紹介したいと思います。
2-1.香りが一番引き立つ
煮え端のタイミングが煮物や汁物の香りが一番引き立つタイミングとされています。
沸騰した状態を続けてしまうと、香りが飛んでしまいます。
香りが飛ぶ前の沸騰直前、つまり煮え端の状態が一番香りが引き立つといえます。
2-2. 食材が煮崩れしにくい
煮え端は、まだ火の力が穏やかな段階です。このときに食材を入れると、急激な加熱を避けられ、形が崩れにくくなります。
特に豆腐や白身魚、柔らかい野菜(ナスやかぼちゃなど)を使う場合には、煮え端のタイミングが味も見た目も左右します。
2-3. アク取りのベストタイミング
肉や魚、野菜などを煮ると、表面にアクと呼ばれる泡状の不純物が出てきます。
このアクは、煮え端のタイミングで最も効率よく、きれいに取り除くことができます。
煮立ってからではアクが全体に散ってしまい、煮汁が濁る原因になってしまいます。
澄んだだし、見た目の美しい仕上がりを目指すなら、煮え端でのアク取りは欠かせません。
4.まとめ
煮え端とは煮物や汁物が沸騰し始めるタイミングのことです。
煮え端の状態は、3つの利点があり、それぞれ香りが一番引き立つ。食材が煮崩れしにくい。アクとりのベストタイミングといった利点があります。
また、本記事にある動画を参考にすれば、そんな煮え端のタイミングがわかったとおもいます。是非この記事を参考にして、煮え端を活用した煮物や汁物を作ってみて下さい。
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