春の七草を利用した和食3選

春の七草と聞いて、皆さんは7種類全ての名前を答えることが出来ますか?

「春の七草」という言葉は耳にしたことがあるかと思いますが、どんな種類の植物が使われているかは意外と知られていません。

今回は、春の七草とそれらを使用した和食料理について紹介したいと思います。

 


1章 春の七草とは

春の七草とは「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」の7種類の植物の総称です。

日本では毎年1月7日にこれらの七草を使用したお粥を食べる習慣があり、「春の七草」という言葉自体は何度も聞いたことがあるかと思います。

春の七草はいずれも健康に良いとされるビタミンや鉄分などの薬膳成分が多く含まれており、また冬の非常に寒い時期にも獲れるから、日本では昔から馴染み深い植物として知られていて、スーパーマーケットなどでも季節になると見かけることがあります。

また「7」という数字は、縁起が良いされており、そういった意味でも縁起の良い食べ物とされています。

 

①セリ

セリ科の植物で、池や川などの浅い所に生えている場合が多いです。

競るようにたくさん生える事から「セリ」と名が付いたと言われており、ビタミンやミネラルが豊富なため疲労回復などに効果があります。

 

②ナズナ

アブラナ科の植物でぺんぺん草としてよく知られています。

語源には、夏になると枯れてしまうことから「夏無」という説と、冬の雪の間から顔を出す姿を撫でてめでたことから「撫菜」と呼ばれるようになった説の2種類があります。

ビタミンが豊富で便秘などに効果があります。

 

③ゴギョウ

ハハコグサとも呼ばれているキク科の植物です。

語源は厄よけのための御形と呼ばれる人型を川に流すという、昔の雛祭りの風習から来てると言われています。利尿作用や解毒作用があり、薬草として用いられていました。

 

④ハコベラ

ハコベと呼ばれることもある、ナデシコ科の植物でビタミンCが豊富です。

名前の由来ははっきりとはわかっていませんが、日本最古の本草書「本草和名」に「波久部良」として登場しています。

 

⑤ホトケノザ

キク科の植物です。同じ名前のシソ科の植物も存在しますがここではキク科の方を指します。

正式な名前は「コオニタビラコ」で、「ホトケノザ」という名前はロゼッタ状に葉が広がる事が由来とされており、鎮静作用や消炎作用があります。

 

⑥スズナ

一般的にカブとして知られている、アブラナ科の植物で、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。

カブの丸い形が錫製の瓶子似ていたことから、スズナと言われるようになったとされています。

 

⑦スズシロ

一般的にダイコンとして知られている、アブラナ科の植物です。

ビタミンCや食物繊維が豊富で便秘などに効果があります。

語源は根菜部分の根の白さに由来していると言われています。

 

 


2章 春の七草を利用した和食

 

2-1 七草粥

春の七草を使用した和食として最も有名なのは、七草粥かと思います。

健康に良い成分を多く含んだ七草粥はお正月の疲れた胃を癒すのに最適な和食と言えます。

さらに作るのも簡単なので、是非皆さんも試してみてはいかがですか。

 

材料(2人前)

春の七草(市販品1袋)

米2/1合

水600~900㎜ℓ(お粥の硬さによってお好みで調整してください)

 

①材料の下ごしらえ

春の七草は洗ってから塩を入れたお湯でさっと茹でていきます。

茹で終わった後の七草は、粗く刻んで食べやすい大きさにカットします。

 

②お粥を作る

研いだお米を鍋に入れ、水をいれます。

水の量が多いほど、食感が柔らかくなるので、お好みで調整してみてください。

煮立ったら、蓋を閉めて弱火で30分程度煮ていきます。

 

③お粥と七草を混ぜる

お粥が出来たら、下ごしらえをした七草とお粥を混ぜ合わせ、塩を少量加えて完成です。

 

2-2 味噌汁

七草粥の他に、春の七草を使用したレシピとして味噌汁がおすすめです。

ダイコンやカブなどのお味噌汁の定番の具材も入っているので、春の七草を利用した和食の中では比較的馴染みやすいと思います。

また、作り方も非常に簡単です。

 

材料(2人前)

春の七草 適量

水 300㏄程度

味噌(だし入り) 大さじ2

 

①下ごしらえ

春の七草は食べやすい大きさにカットします。

 

②水を沸かし、具材を入れ味噌を溶いていく

スズナやスズシロの根菜の部分は先に煮るようにして火を通していきます。

火が通ったら葉物の七草を入れ、味噌を溶いたら完成です。

 

2-3 白和え

春の七草は白和えにしてもとても美味しくいただけます。

作り方も簡単で栄養豊富なのでこちらもおすすめです。

材料(2人前)

春の七草 200g

木綿豆腐 1/2丁

しょうゆ 大さじ1

砂糖 大さじ1

すりごま 大さじ1

 

①豆腐の水切りを行う

豆腐をキッチンペーパー2枚で四つ折りで包み、耐熱皿にのせ600wで電子レンジで1分30秒程度加熱し、水分を抜きます。

 

②春の七草の下ごしらえ

春の七草は洗ってからお湯でさっと茹でていき、冷水に浸してから水気を取り食べやすい大きさにカットします。

 

③豆腐と春の七草を和える

豆腐と春の七草をボウルに入れ、へらで和えていきます。

ある程度豆腐が崩れてきたら、さらに調味料3種類を加えて和えて完成です。

 

 


まとめ

今回は春の七草を使用した和食を紹介しました。

春の七草は、非常に健康に良い成分を含んでいる食材なので、この記事を参考に春の七草を使用した和食に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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