本枯節の保存方法はどうすれば良いのだろう?
普段使う事のない本枯節の保存に困ってしまいますよね。ズバリ保存方法は以下の2つです。
1.本枯節の保存方法は未開封のものは冷暗所で保存。
2.使用後の保存に関してはラップで包み冷蔵庫で保存。
本枯節は乾物ですので水分にも注意しなければなりません。水分が含まれてしまうと本枯節のあの特有の香りも劣化してしまい品質を落としてしまいます。
せっかく長持ちする本枯節です。上手な保存を行い、いつまでも美味しく食べたいですよね。事実、本枯節の状態ではいつまでもつのかも書いていないと思います。
この記事では本枯節の保存方法とその後の気を付けておきたいことをわかりやすく説明します。この記事を読むことで本枯節を上手に保存する事が出来るようになります。
1.本枯節の保存方法
本枯節は水気に注意して冷蔵保存することが出来れば2年は持たせる事が出来ます。
本枯節を長持ちさせる為には保存方法がとても重要です。常温でも大丈夫なのは未開封品だけの話です。実際には冷蔵保存で空気と水分に触れさせないというのがとても大切なのです。
本枯節に賞味期限は設定されていませんが2年は問題なく長持ちします。
1-1.未開封品は冷暗所保存
未開封品はそのまま常温冷暗所で保存しましょう。
お店で購入、又は贈答用でいただいた時には本枯節はおそらくこのような状態であるかと思います。
おおよそのものはこうして丁寧に梱包された状態であるかと思うのでこの場合は袋を開けずにそのまま冷暗所で保存するようにして下さい。
1-2.開封後は冷蔵保存
開封後は空気に触れないように注意して冷蔵保存してください。
丁寧にラップを巻きます。
ラップがしっかりと巻けたら冷蔵庫で保存します。
本来本枯節には良品カビが意図的につけられ悪性カビがつきにくく長持ちするように作られています。だからといって保存をおろそかにしていると悪性カビは必ず発生します。
悪性カビを防ぐためには冷蔵庫保存していれば充分防ぐことが出来ます。何故温度に気を付けなければならないのか。これは悪性カビの発生原因が「温度」「水分」「空気」「栄養」の4つの条件がそろうことだからです。
カビの最も発育しやすい温度は「20~30度」です。温度は冷蔵庫で保存しておけば悪条件の1つである「温度」を管理出来るのでカビの発生にはつながらないでしょう。
ですから悪性カビの発生を防ぐ為に本枯節は冷蔵庫で保存するようにしてください。
2.使用時の注意点とその後の保存
2-1.使用時の注意点
使用時は削る部分のみを蒸らして削りましょう。
全体を蒸らしてしまうとその後の本枯節の保存状態と味そのものの質が低下してしまうので気を付けてください。
本枯節はカビを付ける事により約半年かけて微量な水分を飛ばして乾燥させているから長持ちもするし旨味があります。しかしこれを蒸らして全体を湿らせて余分な水分を与えてしまえばもちろん保存状態も悪くなってしまうし味の質を落としてしまう事にも繋がります。
ですから長くおいしいままで保存するためにも「使用する分だけ蒸らす!」これが大切なことだと言えます。
2-2.使用後の保存法
本枯節についてしまった水分は乾いた布巾等でしっかりとふき取り、天日干しを行いしっかりと乾かして必ず冷蔵で保存するようにしましょう。
先ほど説明したように濡れたままにしておくのは本枯節にとって状態をかなり悪くしてしまいます。確実に冷蔵保存をしていたとしても濡らしたままは良くありません。必ず乾いた布巾でふき取り天日干しを行い、水気を取ってから冷蔵庫で保存しましょう。
2-3.悪性カビと良品カビの違い
悪性カビが発生している本枯節の使用はやめましょう。
意図的につけられた本枯節の良品カビ
自然発生してしまった悪性カビ
悪性カビはもともと本枯節に付いている良品カビとは見た目もにおいも違います。見た目としてはクモの巣をイメージしたような形状のものが広がっていてしばらく嗅いでいられないような異臭がします。この写真にあるようなカビが発生してしまった場合には使用するのをやめておきましょう。
まとめ
未開封品は冷暗所に保管してください。開封後はラップに包み冷蔵庫に保存することで2年間長持ちします。ただ使用時や保存期間の中で本枯節に余分な水分を与えてしまうとその分だけ本枯節の保存状態を悪くしかねないので水気には充分気を付けて取り扱ってください。
常温保管は絶対にしないでください。そうすることで本枯節の品質を保ちながら長期間保存することができます。
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