鰹節は消化に良いんです!理由と合わせて分かりやすく解説します!

   日本では欠かせない鰹節ですが、消化に良いというような情報も、悪いというような情報もあります。

結局どちらなのか分からなくなっていませんか?

結論から言いますと、鰹節は消化に良いです。

本文ではなぜ鰹節が消化に良いのかを説明し、他に消化に良いとされている食品と比較し鰹節の消化の良さについて分析していきます。


1.鰹節は消化に良い

1-1.消化に良いとは?

消化によいとは、小腸が食べ物を吸収するために形を速く変え、胃にとどまる時間が短くなり、胃にかかる負担が少ないことをいいます。

たんぱく質や炭水化物は消化するための形に変わりやすいため、胃に留まる時間が短く消化に良いです。

反対に脂質や食物繊維は形が変わりにくいため胃に留まる時間が長く、消化に悪いです。

1-2.鰹節が消化に良い理由

消化に良い食べ物は炭水化物、タンパク質が中心だと分かりました。

そこで、鰹節の成分表を確認してみましょう。

(100gあたり)エネルギー水分たんぱく質脂質炭水化物食物繊維
鰹節332kcal15.2g77.1g2.9g0.8g0g

引用 文部科学省「食品成分データベース」

鰹節の成分表を見ると100gあたりに対して77.1gものたんぱく質が含まれています。

さらに消化に悪い食物繊維が0gであるため、消化するためにかたちを変えやすい食材で消化に良いということが分かります。


2.鰹節と消化に悪いとされる食品の比較

前の章で鰹節の成分表を紹介しましたが、この章では実際に消化に悪いとされる食品と成分の比較をしてみたいと思います。

(100gあたり)エネルギー水分たんぱく質脂質炭水化物食物繊維
うなぎ228kcal62.1g17.1g19.3g0.3g0g
(100gあたり)エネルギー水分たんぱく質脂質炭水化物食物繊維
ハム208kcal62.9g16.7g16.6g0.8g0g
(100gあたり)エネルギー水分たんぱく質脂質炭水化物食物繊維
油揚げ377kcal39.9g23.4g34.4g0.4g1.3g
(100gあたり)エネルギー水分たんぱく質脂質炭水化物食物繊維
ごぼう58kcal81.71.8g0.1g15.4g5.7g

引用 文部科学省「食品成分データベース」

消化に悪いとされる食品の成分表一覧を載せました。

これらの情報を分析すると、消化に悪い商材には脂質と食物繊維が多く含まれているということが分かります。

この傾向からみると、鰹節は高たんぱく質であり。脂質が低く、食物繊維は含まれておらず。十分に消化のよい食材の条件を持つことが分かります。

つまり鰹節は消化に良い食品だと分かります。


3.消化により良い鰹節の食べ方

消化に良い鰹節ですが、より消化を良くするにはどのような食べ方をするのが良いのでしょうか。

結論からいうと出汁(液体)>粉状>削り節の順番で元が細かいほど消化が早くなります。

3-1.なぜ細かいほど消化に良いのか?

一般的には食べる時の状態が細かいほど、更に液体であれば消化が早くなります。

消化は、口と胃で行われ、食材を細かく分解していきます。

そうすることにより、小腸で栄養として吸収出来るようになります。

そのため、食べる前の状態が細かい程消化にかかる時間が短くなり、胃に留まる時間も短くなり消化に良くなります。

つまり、鰹節を消化に良くいただくには、出汁として使ったり、粉状のものをトッピングとしてかけていただくというのがより消化に良い食べ方といえるでしょう。


4.まとめ

鰹節って消化に良いの?悪いの?と疑問に思っていた方もこの記事を読んで、鰹節は消化に良いということが分かったと思います。

そうと分かれば早速消化に良い食べ物に鰹節を使ってより美味しく消化に良い食べ物をいただきましょう。

この記事を通して鰹節は消化によいのかという疑問を解決できれば幸いです。

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