生魚を料理した後に手についた生臭さが取れなくて困った経験はないでしょうか?
その他にもあらゆる場面での生臭さにお困りの方もいると思います
そんな困ったお悩みにはクエン酸がとても有効です
クエン酸は有機酸の一種で、生臭みの消臭に定評があります
その証拠に多くの食品工業や家庭用品、医療など、様々な分野で活躍しています
今回は仕事で生魚をよく扱う私が、生臭さを消す方法を手順にそってわかりやすく解説していきます
1.手についた生臭さはクエン酸が有効
手や服を洗った後に生臭さが残るということは臭い成分が完全に取り切れていないことを表しています
特に手には溝やしわが多く、そこに生臭さの原因となる「トリメチルアミン」が染み込み、いくら洗剤でこすり落としても完全に取りきれません
「トリメチルアミン」の性質はアルカリ性で水に非常に溶けやすく、魚臭やアンモニア臭の臭気を発します
魚が腐敗したときにでる臭いがこれです
このしつこい臭いを消すには酸性であるクエン酸が非常に有効です
今回は100均やスーパーで簡単に手に入るクエン酸を使った、生臭さに効く、効果的な対処法を場面ごと簡単な手順で解決法を教えます
1-1.手についた生臭さを落とす手順
①ボウル、水、クエン酸の3つを用意
ボウルなどの容器に水1Lとクエン酸を1グラム入れて混ぜてクエン酸水を作ります(多めにクエン酸を入れても効果は変わらないので用量を守りましょう)
合わせて気を付けたいこととしてクエン酸は、塩素系のものと一緒にすると有害なガスを発生させるので注意してください。基本的に他の洗剤などと同時使用しなければ問題ありません
②石鹸を使い手洗いをする
クエン酸だけだと落としきれない汚れがありますのでここでしっかりと手を洗いましょう
とくにタンパク質の汚れには弱いので、皮脂、血液、油などを落とす効果は期待できません
③手洗いが終わった後、先程作ったクエン酸水に10秒手を付ける
爪の中や指の間に入り込むように手もみをしながら洗うと尚良い
④手をクエン酸液からだして数秒して水洗いしてから手を拭く
これで手についた生臭さは消えるはずです
消えてなければ同じ工程をもう一度繰り返してみてください
1-2.服についた生臭さを落とす手順
洗濯機を使う場合は、2度洗いがおすすめです
1回の洗濯で洗濯洗剤とクエン酸を同時に使ってしまうと、洗剤が中和されてしまい、洗浄効果も失われるので、2回に分けて洗濯しなければなりませんが、手間がかかった分臭いはとれます
①クエン酸だけで水洗いから脱水まで行う
水10Lに対しクエン酸水を10g入れて、水洗いを行いましょう
②水洗い後に通常通り洗濯洗剤と柔軟剤を使って洗濯をして完了
1-3.部屋や家具の生臭さを落とす手順
①1-1で紹介したクエン酸水を100均などで打っているスプレー容器などに入れます
②スプレー容器にいれたクエン酸水を臭いの気になる場所に吹き付けます
クエン酸は酸性なのでアルカリ性の汚れを落として、除菌もできますのでオススメです
まとめ
一度お試しいただければ、生臭さにはクエン酸がとても有効だということが分かって頂けると思います
今回紹介した以外にも「クエン酸水」を常備しておけば生活をしている中での基本的な消臭に役立つことは間違いなしです
また最近ではあらかじめクエン酸が含まれた洗剤や消臭スプレーが売っていますのでそういったものを使用するのもいいかもしれません。
ただし、クエン酸はあくまで酸性なので濃度を高くし過ぎないようにしましょう。
手荒れや肌に違和感を感じた際はすぐに病院に行ってください。
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