お食い初めで準備する料理は、尾頭付きの魚、赤飯、お吸い物、煮物、香の物が一般的な組み合わせになります。
この組み合わせの中に、子供が食べ物に困らないように、すくすく育つようにという願いを込めた食材を入れるのがよい料理選びになります。
そこで、本記事ではお食い初めのおすすめ料理を紹介し、食材に込められた意味も説明していきます。
この記事を読み終わったら基本的な料理構成と、食材にどんな意味が込められているのかがわかり、どんな料理を準備してあげるのがよいかイメージが湧いてくると思います。
また、最後のまとめで、私の子供のお食い初めをしたときに、実際に用意した料理を写真付きで紹介するので是非参考にしてください。
目次
1.お食い初めの料理はこれ!
お食い初めで用意する料理は、下の図のように、尾頭付きの魚、赤飯、お吸い物、煮物、香の物、さらに食材ではありませんが歯固め石という物を用意するのが一般的な組み合わせになります。
図:一般的なお食い初めの料理構成
おすすめの料理の内容としては「タイの塩焼き」「赤飯」「ハマグリのお吸い物」「縁起の良い食材を入れた煮物」「紅白なます」「歯固め石」という内容がおすすめです。
ではなぜこの内容がおすすめなのか、一品ずつ説明していきたいと思います。
1-1.尾頭つきの魚は鯛の塩焼き
尾頭つきの魚は鯛の塩焼きがおすすめです。
尾頭つきの物を使うのには「首尾一貫」という言葉のように、最初から最後まで人生をまっとうし、長生きするようにという願いが込められています。
鯛を使うのは「めでたい」という語呂あわせ、さらに、白の敷き紙を使うことで紅白の色合わせができて縁起が良いです。
1-2.赤飯
赤には邪気を払う力があるとされており、魔よけや厄除けの意味合いが込められています。
そのため、お食い初めのような祝いの席では白米ではなく赤飯を用いるのがおすすめです。
1-3.お吸い物にはハマグリ
吸う力が強くなりますようにという願いが込められていることから汁物はお吸い物を使用します。
お吸い物の具にはハマグリがおすすめです。
ハマグリは貝殻が対になっていて、ぴったりと合わせることが出来ます。そのことから生涯ぴったりと歩める人と出会い、仲良く添い遂げるようにという願いが込められており、縁起のよい食材となっています。
1-4.煮物には縁起のよい食材を
煮物には様々な食材を入れることが出来ます。そのため縁起の良い食材を使い、願いをこめた煮物を作るのがおすすめです。
参考に煮物に合う食材とその意味合いを紹介します。
・たけのこ まっすぐにすくすくと育つように(成長が早いことから)
・蓮根 先を見通す力がつくように(穴があいており、先を見通せることから)
・里芋 子宝に恵まれますように(里芋はたくさんの実をつけることから)
・大根、人参 紅白をイメージして縁起のよい色合いに
1-5.香の物には紅白なます
香の物には紅白なますがお手軽でおすすめです。
大根の白と人参の赤で縁起の良い紅白になり、見た目も華やかになります。
1-6.歯固め石
歯固め石には「小石を噛んでも大丈夫なくらい丈夫な歯が生えるように」という願いがこめられています。
歯固め石は神社で借りる、もしくはもらうと調べると出てくると思いますが、通販でも加工された歯固め石を購入することができるので、安全面、手軽さ、記念に保存をするという点でも通販がおすすめです。
2.料理を安価にすませる代用品
お食い初めをしてあげたい、でも予算が限られている。そんな時に代用できる料理を紹介したいと思います
2-1.鯛の代用はたい焼
紹介した料理の中でも一番高額なのが鯛です。
尾頭つきの鯛となると数千円してしまい。料理も難しくなります。
安価に済ませるにはたい焼きを代用として使うのがおすすめです。
魚の形をしていて尾頭つき、たい焼きのたいで「めでたい」ということで鯛の代用として使うには十分です。
購入したらすぐ使える上に、ごみも出ないので片付けも簡単です。
予算が限られている場合は鯛の代用でたい焼きを使ってみましょう。
2-2.ハマグリの代用はあさり
ハマグリのお吸い物をおすすめしましたが、代用にはあさりをおすすめします。
ハマグリもあさりと比べるとやや高価なものになります。
あさりを代用すればコストを抑えられ、ハマグリと同じ2枚貝なのでハマグリと同じ意味を込めてお祝いすることが出来ます。
3.食べる順番は気にしなくてよい
お食い初めの時には赤ちゃんに食べさせるふりをして料理をあげていきます。
その際に食べる順番が諸説あり、地域によって様々です。
調べると決まった順番が良く分かりません。
そのため、無理に順番を決めてやろうとせず、お祝いの気持ちを持って全ての料理を食べさせるふりをするだけで十分です。
私もお食い初めの際には特に順番は気にせずすべての料理をあげるふりをしてお祝いしました。
一番大切なのはお祝いする気持ちで無理に形式通りにやろうとする必要はありません。
4.まとめ
今回はお食い初めの基本的な料理構成と、食材に込められる意味。さらには代用品について説明してきました。
最後に参考として私の子供のお食い初めをしたときの料理を紹介していきたいと思います。
料理の内容は、たい焼き、赤飯、お吸い物、煮物、紅白なます、梅干し、歯固め石になります。
以下内容の説明になります。
・たい焼きは鯛の姿焼きに費用と手間がかかるため代用しています。
・赤飯、お吸い物は市販のものを使いお手軽にしています。
・煮物には縁起の良いれんこんや里芋を入れてあります。
・香の物には紅白なますと梅干しを用意し、縁起のいい華やかな見た目にしています。
・歯固め石は通販で購入したものを準備しています。
このように、基本的な料理構成と、食材に込められた意味を知ったうえで準備をすると、お食い初めをする為に適した料理を作ることが出来ます。
この記事を参考に、お食い初めの料理を用意し、子供のためによいお祝いが出来るようにしていただけたら幸いです。
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