削り節の変色は酸化のサイン!その理由と対策を解説。

削り節を使用していて買った時と色が違う、削り節が黄色くなっている

これは食べて大丈夫なのか?と疑問を感じたことはありませんか?

それ実は削り節が酸化しているサインということを知っていましたか?

削り節は保管状況が悪いと酸化が始まり、最終的にカビが生えることもあります

カビが生えた削り節は食べることができないので

開封後の保管は正しい保管をすることが大切です

正しい保管とは、空気を抜いて冷凍保管をすることです

この記事ではあなたが削り節を安心して食べることができるように

削り節の変色についての原因とその対処法について解説していきます


1.削り節の変色は酸化が原因

削り節は空気に触れることで酸化します。削り節は酸化すると色味が茶褐色から黄色っぽくなり、生臭さが出てきます。カビが生えてさえいなければ使用することも可能ですが注意が必要です。いくらチャック袋をしっかり閉じて保存していたとしても酸化はしてしまいます。ただ、空気に触れる時間が短ければ短いほど削り節の劣化をおさえることになるので保管する場合は必ず空気を抜いて密閉保存しましょう。

1-1.開封すると酸化する

スーパーなどで売られているほとんどの削り節は窒素ガスというものが封入されており、そのガスのおかげで酸化を防ぐことができています。その為、未開封の削り節を一度開封してしまうと少なからず酸化して削り節を劣化させてしまいます。

1-2.酸化を放置するとカビがでる

【酸化前の削り節】

 

【酸化後に常温多湿で長時間放置した削り節】

酸化して変色した削り節をさらに常温保管するとカビが生えます。カビの発生条件としては以下の通りです。

①水分【開封しておくと空気中の水分を吸収してしいます】
②空気【密閉して保管】
③湿度【保管場所に注意】
④栄養【鰹節中の栄養が影響】

このことから削り節を変色させない、もしくはカビの発生から守るには開封後は使う分だけ小分けして空気を抜いて冷凍保管するか、最初から使い切れるような分量の削り節を購入するなど工夫をしましょう。

カビが生えた削り節はカビの部分を取り除いても、毒素が残っている可能性が高いので、全て捨てて食べないようにしてください。


2.削り節を長く保管する為に冷凍保存

削り節を保管する方法で一番のおすすめは冷凍保管です。理由としては冷凍が一番安全に品質を保ちながら保管が可能だからです。冷凍では凍ってしまうのではないのか?という心配をするかも知れませんが削り節は水分が低いので凍ることがありません。ですから使用したい時に冷凍庫から取り出して解凍作業が無くてもすぐに使用することができるのでおすすめです。実際に私も削り節を保管する際は冷凍保管をしています。時期が長ければ長いほど劣化はしますが私の場合は保管後1年間経ったものを食べても特に問題なく食べることができました。


まとめ.

いかがでしたか?削り節の一番の敵はカビです。カビさえつけさせなければ安心して削り節を食べることができます。常温保管はカビをつける条件が揃ってしまうので絶対に避けてください。削り節は空気を抜いて冷凍保管をしましょう。

 

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