和食を作りたい。そう思っても道具がなければ始まりません。
料理によって使う道具はさまざまですが、あると便利な和食の道具をご紹介します。
目次
1.和食で必要な調理道具7選
1-1. 包丁
食材を切るときに欠かせない包丁。和食で使われる主なものは、出刃包丁、薄刃包丁、菜切包丁です。
それぞれの食材に合わせて包丁を使うことで切り口がきれいになります。
繊維が潰されずに切った食材は素材の繊細な味を引き出すことに繋がります。
もし、一本だけ包丁をもつのなら三徳包丁など万能片刃包丁と呼ばれるものもおすすめです。一本で肉・魚・野菜などいろいろな食材を切ることができます。
1-2. まな板
包丁とセットで欠かせないのがまな板です。
良いまな板を使うと食材の切れ具合が違ってきます。
種類は主に木のまな板と、プラスチック、ゴム製のまな板があります。
一番のおすすめは木のまな板です。木のまな板の良さは、当たりが柔らかく切りやすい事です。しかし正しい手入れをしなければならいなので簡単にすませたい方には不向きです。
プラスチック製はリーズナブルで日頃の手入れもしやすいのが特徴ですが、刃の当たりは硬くなります。
ゴム製は刃の当たりもよく手入れもしやすいですが、熱に弱く重いというデメリットもあります。
まな板のサイズはあまり小さいとカットしたものがこぼれたり、他の物を切るときに移し替えたりなど作業が増えます。キッチンの大きさや収納場所に合わせて選ぶのがおすすめです。
1-3. フライパン(鉄製・フッ素樹脂加工)
鉄フライパンは熱を食材に一気に伝えることができます。油馴染みもよく、焼き目等もつけやすく料理を一段引き上げてくれます。ただし油断すると焦げたりします。また重くて手入れもひと手間必要になってくるので簡単にすませたい方はフッ素樹脂加工のフライパンがおすすめです。焼く、炒めるはもちろんのこと、蒸し料理や煮物、揚げ物も可能です。キッチンが狭く収納がないなら、深めのフライパンで鍋と兼用するのもいいでしょう。
1-4. 鍋(両手鍋・片手鍋)
両手鍋は茹でる・蒸す・焼く・揚げるもできる鍋です。汁物やそうめんを茹でるなど多めの量を作るときに便利です。
片手鍋は両手鍋より一回り小さいものであれば、日常使いにピッタリです。野菜を茹でたり味噌汁を作ったりなど幅広く使えます。
1-5. 菜箸(さいばし)
菜箸は、調理用の長めのお箸のことです。
お箸でも代用できるのでは?と思う方もいらっしゃるかと思います。
確かにお箸でも代用はできますが、油で揚げたりフライパンで炒めるたり、鍋から麺をすくったりする時に、短いお箸では熱くて火傷のリスクがあります。またお箸だと先が傷みやすいので料理には菜箸を使うのがおすすめです。
1-6.お玉(おたま)
おたまは、汁物をかき混ぜたり、すくったり、よそったり、盛り付けにも使用する道具です。
大きさはあまり小さいと鍋から落ちてしまいますし、大きすぎると日常的に使いにくいので今あるお鍋にあったものを選ぶといいかもしれません。
1-7.木べら
食材を炒めたり、ソースをかき混ぜたりする際に使われ、切るように混ぜ合わせたり、潰したりもできるので便利な道具の一つです。
2.その他あると便利な和食の道具一覧
しゃもじ | 飯をよそったり混ぜたりするのに使用する |
やかん | 湯わかしの道具 |
フライ返し | 調理中の材料を裏表ひっくり返すときや、炒め物などを混ぜたりするのに使用する |
玉子焼き機 | 卵焼きやだし巻き卵を作る専用の調理器具 |
こし器 | 粉ふるい、卵液ごし、裏ごしなどに使い食材をきめ細かくなめらかな食感にする |
ざる | 材料の水きり |
ボウル | 食材を洗ったり食材を混ぜたりする |
バット | 切った材料を並べる・揚げ物の衣をつける・下味をつけるなど料理の下ごしらえに便利な調理道具 |
すり鉢・すりこぎ | 食材をペースト状にしたり、砕いたり、すり潰すときに使う道具 |
巻きすだれ | 海苔巻きをまいたり、卵焼きの形を整えたりする |
泡立て器 | 調味料や食材を均等に混ぜ合わせる道具 |
はかり(計量カップ・計量スプーン・米用カップ) | 調味料などの分量を正しく量るときに使用します |
炊飯器 | 米を炊くための調理器具 |
しゃり桶 | 酢飯を混ぜる容器 |
卸しがね | 食材をすりおろす道具 |
落し蓋 | 煮物を作るときに材料に直接のせて使う蓋 |
ふきん | 洗った器やテーブルを拭くためのもの |
3.まとめ
和食でよく使う道具7選を紹介しました。
これから道具を揃えようと思っているなら、ご自身の使用頻度にあわせて是非参考にしてみてください。
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