秋刀魚の横にあるイメージの強いすだちは、優しい酸味と爽やかな香りで料理の味を引き立てます。
魚だけではなく、味噌汁などにすだちを足すことで、和食の味である醤油や味噌を上品なものにしてくれます。
すだちを足すことでより美味しくなる料理を5つ紹介していきます。
目次
1.すだちを足してほしい!おすすめ料理5選
すだちはビタミンⅭやクエン酸が豊富に含まれています。
酸味や苦味などの味は優しく、爽やかな香りが強いのが特徴的です。主張が強すぎない味と香りをしているため、料理をの主役となる味を引き立てることが得意です。
主に和食の味付けにある醬油や味噌との相性も良く、日本人の口に合うのだと思います。
すだちを足すことでより美味しくなる料理を紹介します。
1-1 魚
すだちを使った料理といえば、秋刀魚の塩焼きではないでしょうか。
秋刀魚以外でも焼き魚にはよく合いますし、刺身を食べるときに使う醬油に絞っても美味しいです。
魚の脂や臭みを、すだちの酸味がカバーするので、魚をより美味しく食べることができます。
1-2 味噌汁
味噌汁を作り、最後にすだちを絞ります。
すだちの酸味がプラスされて、お吸い物のような上品な味になります。徳島では味噌汁にすだちは定番です。
1-3 カクテル
半分に切ったすだちを、焼酎の水割りやソーダ割りに絞って実も入れます。すだちの爽やかな香りがプラスされて飲みやくなりますし、実が入ることで見た目も華やかになります。
ジントニックにも同じように入れることで、爽やかな香りが際立ち飲みやすくなります。
モヒートのすだちアレンジもおすすめです。本来モヒートにはライムが使用されますが、すだちはライムに比べて酸味も苦味も柔らかいため、やさしい風味のモヒートができます。
1-4 うどん
茹でた麺に出汁を入れたシンプルなうどんの上に、薄く輪切り(スライス)したすだちをのせます。
さっぱりとした酸味で食べやすく、見た目が華やかになります。豚肉などの脂とも相性が良いので一緒にのせても美味しいです。
うどんだけではなく、そばやそうめん、ラーメンなど他の麵類でも応用できます。
1-5 バニラアイス
市販のバニラアイスに、すだちの皮をすりおろしたものをのせます。
甘いアイスに皮の苦味と酸味がアクセントになります。
同じようにシャーベットやヨーグルトにすりおろしたすだちをのせても、アクセントになります。
2.すだちの使い方
約25グラム前後の小さい実が特徴のすだちですが、種を除いて皮から果汁まで余すところなく使えます。
2-1 果汁を絞る
濡らした布巾で実を拭き、ヘタを横にして切ります。縦に切ってしまうと薄皮が邪魔をして十分に絞れなくなってしまいます。
皮を下にして絞ることで皮の風味も搾り取ることができますし、種も落ちにくいです。
ほしい果汁の量が少しなら4等分に、たくさんなら半分にカットします。
2-2 輪切りを飾る
輪切りにスライスするときもヘタを横にして切ると、断面がきれいです。
2-3 皮をすりおろす
絞ったすだちの皮をすりおろすことで、実を余すところなく使うことができます。
皮を剝いて細切りしても使えますが、すりおろしたほうが、香りを強く引き出せます。
3.すだちの保存方法
青果であれば、ポリエチレンの袋に水気を拭き取った実を2~3個入れ、7℃~8℃の野菜室で1ヶ月保存可能です。
数日の間であれば、使いやすいサイズに切ってタッパーに入れて冷蔵保存しておくことで、すぐに使うことができます。
4.まとめ
そのまま食べることには不向きな「香酸柑橘類」のすだちですが、料理にプラスすることで果汁を加えれば味や香りが華やかになり、果実を添えれば見た目が華やかになることを紹介しました。
この記事を参考にして、是非皆さんも日々の様々な料理にすだちをプラスしてみてください。
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