混合削り節とは?混合削り節の定義とおいしいだしの取り方

「混合削り節って何だろう…」

スーパーにも置いてあるのを見かけるけれど、鰹の削り節と何が違うんだろう…と思うことはありませんか?

混合削り節は2種類以上の削り節を混ぜたもので、味噌や醤油と相性が抜群で、濃い味付けをする料理に適した出汁取り用の削り節です!

混合削り節を使ってだしを取ることによって、家庭でも簡単にお店のような味に深みとコクある濃厚な出汁を取ることができます。

今回は「混合削り節」についてご紹介していきます。この記事を読んで、ぜひ料理に「混合削り節」を使ってみて下さい。


1.混合削り節とは?

1-1.混合削り節の定義

「混合削り節」とは2種類以上の削り節を混ぜたもののことです。

代表的な組み合わせでは、カツオとサバが混ざった削り節があります。日本農林規格(JAS規格)には「削りぶしのうち、2種類以上の魚類のふし、かれぶし、煮干し又は圧搾煮干し (さばに限る。)を削って混合したものをいう。」と明確に定義されています。


日本農林規格(JAS規格)

【参照・引用元】「農林水産省HP」

1-2.混合削り節の種類

混合削り節はカツオ×サバ、カツオ×宗田鰹×サバ、宗田鰹×ムロアジ、イワシ×カツオ×宗田鰹×サバなど多種多様です。

こちらは主にお蕎麦や煮物など濃い味付けをする料理のだしとして使われ、濃い味付けに対して負けない強い風味とコクを持った力強いだしが取れます。

多種多様な混合削り節がありますが、中でもおススメなのが「カツオ×宗田鰹×サバ」の混合削り節です。

混合削り節は組み合わせや各削り節の配合などにこだわり、それぞれ対象とした料理に特化した特徴的なだしを取ることができますが、その分用途が限られてしまいがちです。

その点で「カツオ×宗田鰹×サバ」は混合削りの特徴である濃い味付けに負けない力強いだしが取れ、煮物、めんつゆ、味噌汁など色々な料理に使える万能なだしを取ることができます。


2.混合削り節の使い方

今回は「カツオ×宗田鰹×サバ」のだしの取り方をご紹介します。

「小林食品株式会社 混合中厚削」

①水1000mlに対し、混合削り節40gを用意します。

②鍋に水1000mlを入れ沸騰させます。

【ポイント】
沸騰の具合はグラグラと煮たてるのではなく、気泡がポコポコ湧いている状態が目安です。

③沸騰したら弱火にし、沸騰具合を整えてから混合削り節を鍋に入れ、気泡がポコポコ湧いている状態で15分~20分煮出します。

【ポイント】
混合削り節が鍋からはみ出してしまう場合は、ちぎってしっかりお湯につかる様にして下さい。
この際に混合削り節を混ぜたり、しぼったりすると苦みや生臭さが出てしまうので、触らないでそのまま置いておくことが大切です。

また、鍋のフタをすると魚の生臭さを閉じ込めてしまうので、フタはしないで下さい。

④だしが取れたら上澄みをお玉ですくって使用します。
混合削り節は鍋底に沈みますが、ザルにキッチンペーパーを敷き、だしを濾して使用してもかまいません。

【ポイント】
ここでも混合削り節をしぼってはいけません。
キッチンペーパーで濾す際はコーヒーをドリップする時のようにゆっくり濾すことが重要です。

カツオから取れた香りの良いだしの味に、血合いが多くてあと味がしっかり残る宗田鰹、鯖の独特の甘さを感じる香りとコクを合わせたおいしいだしがとれます。こちらは特に蕎麦つゆのだしにおススメですが、煮物、味噌汁など色々な料理に使える合わせだしです。


まとめ

「混合削り節」とは2種類以上の削り節を混ぜたもののことです。

おススメは「カツオ×宗田鰹×サバ」の混合削り節です。濃い味付けに負けない力強いだしが取れますので、煮物、めんつゆ、味噌汁などにぜひ使ってみて下さい!

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