口の中でふわっと、とろけるお好み焼きがご家庭でできたらうれしいですね!
ご家庭で、ふわっふわのお好み焼きを作るには、「生地作り」と「焼き方」の両方のポイントをおさえることが大切です。
ポイントは、次の通りです。
【生地をつくるときのポイント】
- 小麦粉は粉ふるいにかける
- キャベツはちょっと多め
- キャベツは大きめのみじん切り(不揃いでOK)
- 小麦粉は少なめ
- 生地は、寝かせる
- 生地に長いもを加える
- 生地と具を混ぜるときはサックリ(混ぜすぎないように)
- 生地は、一つ分ずつ混ぜる
【焼くときのポイント】
- しっかりと温度をあげてから焼く
- 焼くときにヘラで押さえつけない
- 裏返したらふたをして蒸し焼きにする
ポイントをおさえながら、ふっくらおいしい、お好み焼きの作り方をご紹介します!
目次
1. お好み焼きの王道!自宅でもおいしくお店のふっくらお好み焼きの作り方
ふっくらとしたお好み焼きの作り方を、【生地の作り方】と【焼き方】に分けて紹介します。
【生地の作り方】
(1)材料
材料(2枚分)
【★生地の材料】
- 薄力粉 100g [★生地]
- だし汁 100g [★生地]
(または水100g+顆粒だし小さじ1) - 卵 1個 [★生地]
- ベーキングパウダー’(または重曹) 3g [★生地]
※なくてもOK - 揚げ玉(天かす) 山盛り大さじ1杯 [★生地]
- 長いも 大さじ1 [★生地]
- 干し小エビ 大さじ1[★生地]
【具材他】
- キャベツ 8分の1
- 豚バラ肉(薄切り) 10枚(1枚に5枚位)
- 塩・コショウ 少量
※豚バラ肉用 - 油 大さじ1
【トッピング(お好みで)】
- 紅ショウガ 適量
- お好み焼きソース(中農ソース) 適量
- マヨネーズ 適量
- 鰹節 適量
- 青のり 適量
(2)小麦粉をふるう
ボールに小麦粉をふるい入れます。
ふるいがない場合は、目の細かいざるや、茶こしなどを利用してください。
20cmから30cm位の高さから空気が含まれるようにふるいます。
ポイント:
小麦粉をふるうことで、粉ダマをなくします。また、空気を含ませることでふんわり焼き上げることができます。
(3)小麦粉に[★生地]の材料を入れてよく混ぜ、冷蔵庫で休ませる
小麦粉に揚げ玉、ベーキングパウダー、卵、長いも、干し小エビ、だし汁を入れてよく混ぜます。
だし汁は、少しずつ回し入れるのがいいでしょう。
生地は冷蔵庫で30分から1時間程休ませます。
時間がなければ休ませなくてもおいしいですが、寝かせた方がよりふっくらします。
生地を休ませる理由:
水分を均一に行き渡らすことが出来ます。そうすることでムラがない均一な生地になります。また、食感がふっくらします。
(4)具材を切る
キャベツは粗目のみじん切りにします。
キャベツに水分が多い場合は、冷蔵庫にしばらく置いておくと水分が抜けます。
豚バラ肉には塩コショウをします。
(5)一人分の生地とキャベツをサックリと混ぜ合わせる
一人分の生地にキャベツを入れて、ボールの底から生地をすくい上げるように、空気を含ませながら混ぜます。混ぜすぎないようにします。
ポイント1:
焼く分だけ混ぜるようにします。
すべての材料を先に混ぜておくと、キャベツの水分が生地に出てしまいふっくらと焼きあがりません。
ポイント2:
混ぜすぎないようにします。
混ぜすぎると、空気が抜けて、ふっくら焼きあがりません。また、グルテンがでてしまい固くなります。
【焼き方】
(1)ホットプレートは200℃に温め油を引きます
ホットプレートは200℃に温めておきます。
※フライパンの場合はよく熱しておきます。
(2)生地を約2cmの厚みにする
油を引いて生地を約2cmの厚みにします。
フライパンの場合は、ひっくり返しやすいように、小さめにします。
3分そのままにします。
ポイント:
テフロン加工であっても油は引いた方がおいしく焼きあがります。
油を引いくと熱が伝わりやすくなり、焼きムラが出来にくいからです。
(3)豚肉をのせてひっくり返す
豚肉を裏返す直前にのせて、ヘラを2つ使ってやさしくひっくり返します。
ポイント1:
ひっくり返す直前に豚肉を広げて上にのせます。
早めに載せておくと、少しずつ温まり豚肉のにおいがしてしまう場合があります。
ポイント2:
ヘラを二つ使って手前側にやさしくひっくり返します。
ヘラでひっくり返すときに強く鉄板に押し叩きつけると、空気が抜けてしまい硬くなってしまいます。
ポイント3:
ヘラで押さえつけません。
空気が抜けて硬くなってしまうからです。
(4)フタをして3分蒸し焼き
フタをして3分蒸し焼きにします。
専用のフタがなくても、ボールなどで代用できます。
(5)フタをとり、ひっくり返して約3分焼く
フタをとり、ひっくり返して約3分焼きます。
(6)お好みでトッピングをかけて完成
お好みで、ソース、マヨネーズ、鰹節、青のり、紅ショウガをのせます。
2.関西風お好み焼き、関東風お好み焼き、広島風お好み焼きの特徴
関西風と関東風のお好み焼きは、具材をまぜてから焼くのが一般的です。
広島風は、生地をクレープのように薄く引いて焼き、後から具材をのせていきます。
また、関西風は小麦粉が少なく、関東風は多いのが特徴です。
自宅で作りやすくて、一般的なのが関西風と関東風です。
もちろん、プロにはなかなか及びませんが、工夫次第でご自宅でお店の味が楽しめます。
広島風もとってもおいしいですが、ご自宅では作りにくいので、お店で味わってほしい味です。
3.プロのお好み焼きとの違い
お好み焼き専門店のお好み焼きと、一般家庭のお好み焼きの一番の違いは、鉄板です。
鉄板の特性として、熱伝導率が高いことと、蓄熱性があります。
特に厚い鉄板は、水分が一気に蒸発して、すばやく火が通ります。
また、熱源をダイレクトに伝えないので、食材へ均一に、そして、長時間安定した熱を加えることができます。外はカリッと、中はジューシーにふっくら焼きあがります。
生地には、お店ごとに、工夫や特徴がありますが、鉄板だけは家庭では、なかなか真似できないですね。
家庭で焼く際は、しっかりと温度をあげてから、油を引いて熱伝導を少しでもあげることをお勧めします。
3.まとめ
お好み焼きには、いろいろな作り方がありますが、家庭でもおいしくふっくらしたお好み焼きが食べられたら
うれしいですね。
生地には空気を入れることがふっくら焼き上げるコツです。
焼くときも、温度をしっかりとあげて、空気を抜かないように焼くことが大切です。
「生地作り」と「焼き方」の両方のポイントをおさえて是非、試してみてください!
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