鰹節を使ったふりかけを作りたいと思いませんか。
「かつお」のふりかけは、鰹節に味をつけた製品に海苔やゴマ、顆粒等を混ぜた商品です。
今では色々な種類がふりかけにはあり、変わり種のふりかけも多く出ています。
鰹節を使ったふりかけは、鰹節の味わいとパリパリした食感で、おすすめです。
弊社では、業務用の鰹節削り会社として、業務用の「かつお節ふりかけ」のパーツを作っています。1日の製造で1,000㎏のふりかけ類を、毎日製造しています。
パリパリとした食感のふりかけは、専用の熱風乾燥機で乾燥しています。
ご家庭で作るのは、専用の機械が無いと作ることが難しいふりかけです。
かつお節ふりかけの中でも、しっとりとしたふりかけは、ご家庭でも簡単に作ることが出来ます。しっとりとしたふりかけも、鰹節の柔らかい触感と風味があり、ご飯が進む美味しいふりかけです。
ふりかけ工場の工場長も経験している「鰹節ふりかけ」のプロが、ご自宅でお手軽に鰹節から作るしっとりふりかけの作り方と、鰹節ふりかけの紹介をしていきます。
目次
1.鰹節を使った10分で出来る「しっとりふりかけ」の作り方
鰹節のふりかけは、家庭にある素材で簡単にできます。材料も自分の目で確かめて使うので、安心して食べる事が出来るふりかけになります。
「しっとりふりかけ」とは、乾燥しきっていない少し水分のあるふりかけです。柔らかく、噛みしめると味がじんわり出てくる美味しいふりかけです。
完成するまでに、誰でも簡単に10分程度で作ることが出来ます。
1–1.調味料をしみ込ませる
鰹節をフライパンに広げて入れます。1回の製造で作りやすい量として、今回は40gの鰹節を使用して作っていきます。
鰹節40gをフライパンに広げて入れる。
1–2.調味料を作る
下記の調味料を用意します。大さじ1杯は約15mlで計算しています。
・鰹節の削り節 ・・・40g
・醤油 ・・・大さじ2杯
・みりん ・・・大さじ1杯
・酒 ・・・大さじ1杯
・砂糖 ・・・大さじ1杯
・水 ・・・大さじ1杯と2分の1
調味料を混ぜます。小さい鍋に調味料を合わせ、かき混ぜながら3分程度弱火で泡立たせます。
泡立ってきたら火を止めてください。
1–3.調味料を鰹節に混ぜる
調味料を鰹節に広げながらかけていきます。
鰹節全体の色にムラが無くなる様に菜箸で、満遍なく調味料をしみ込ませます。
色が満遍なく、しみ込んだら弱火で炒めていきます。
醤油は炒めると焦げやすいので、常に菜箸でかき混ぜながら炒めていきます。
汁気が無くなったら火を止めます。
弱火で5分程炒めますと汁気が無くなりますので、火を止めて完成です。水分を飛ばし過ぎると焦げ始めますので、しっとりとしている状態で火を止めて完成です。
しっとりしたウェットタイプのふりかけが約85g完成します。
お好みでゴマを大さじ一杯と海苔を少々入れると、風味が増し更に美味しくなります。
ご飯にたっぷりと乗せて召し上がってください。
2.ふりかけにするお勧めの鰹節
鰹節といっても色々な種類があります。鰹節は削り方で、食感が変わりますので、ここではふりかけにお勧めの鰹節を紹介します。
2-1.薄削りの砕片(さいへん)タイプの鰹節が一番簡単
一番ふりかけとして使用しやすく、美味しくできるのは、トッピング用の薄削り破砕です。
薄削りの砕片タイプ
薄削りとは、文字通り鰹節を薄く削った削り節です。削り節の厚みは0.04~0.08㎜程度の削り節がふりかけにするのにはお勧めの厚みです。
薄く削った鰹節を、更に細かく刻んだ削り節が「薄削りの砕片(さいへん)」になります。他には、「破砕(はさい)」、「刻みかつお」、「細花(ほそはな)」という名称で売られている場合があります。
味が染みやすく、乾燥した時にやさしい触感のふりかけになります。
「ダシ取り用の厚削り」は味が染みにくく、硬くて食べられませんので、ふりかけには向いていません。厚削りは0.5~1.0㎜程度の厚みがあり、赤くてつやつやして堅い削り節です。
鰹節厚削り
「花かつお」でもふりかけは作れますが、花かつおを細かく刻んだ「砕片(さいへん)」タイプが最も使いやすい削り節になります。
花かつお
花かつおでふりかけを作る場合は、細かく刻んでからふりかけにする必要がありますので、手間がかかります。
ふりかけを作る時に、細かくする必要が無く、そのまま味を付けて乾燥させるだけですので使いやすい削り節です。
小袋の「かつお節パック」もありますが、1袋に2g~10g程度しか入っていませんので、ふりかけに使用すると割高になってしまうので、1袋80g以上入っている大袋を選ぶのがお勧めです。
薄削りの破砕タイプ(95g)
3.おすすめふりかけ
鰹節を使ったふりかけを紹介していきます。
3-1.思わず舌鼓「くちどけ」
小林食品
くちどけ
60g(30g×2缶)
10,800円(税込み)
使用している材料も、製造工程もこだわり抜いた鰹節ふりかけです。
注文されてから作るふりかけですので、お届けまでにお時間はかかりますが、作りたてをお届けする事にこだわった商品です。
価格は高いのですが、鰹節ふりかけの好きな方は、一度は味わっていただきたいふりかけです。贈り物にも喜ばれています。
3-2.その他のふりかけ
スーパーやドラッグストアに販売されているふりかけです。価格が安くて、味もしっかりとしていて、普段使いやお弁当に最適です。
鰹節のふりかけといっても、それぞれに特徴があり全く違う食感、味わいがあります。
①永谷園
おとなのふりかけ「本かつお」
価格 150円(税込み)
内容量 13.5g(2.7g×5袋)
小袋が5つ入って使いきりです。
中身は、ゴマ、のり、顆粒、鰹節ふりかけ等、色々な種類が混ぜてあります。海苔増量中(30%)という事もあり、海苔が目立ちます。
ご飯にかけて食べてみると、海苔の風味が強く、クセが無い味わいです。
②はごろもフーズ
パパっとふりかけ
価格 140円(税込み)
内容量 30g
鰹節ふりかけと海苔とゴマと顆粒が混ざっています。バランスが良く、それぞれの素材の味が上手く混ざっています。
ソフト削りという削り方で、鰹節を削っていますので、口の中で優しくほぐれていく食感が特徴です。
③三島食品株式会社
のり弁の秘密
価格 140円(税込み)
内容量 22g
中身は鰹ふりかけとゴマがメインで入っています。
味はゴマの風味が強く、味付けはやさしい味わいです。「のりべんの秘密」という名前の通り、のりの下にまぶすことで、のりとふりかけが合わさり味がマッチングするという考え抜かれた商品です。
④丸美屋
味道楽
価格 104円(税込み)
内容量 28g
中身は、かつおふりかけ、ゴマ、海苔、顆粒と見た目的には均等に入っています。
色々な味と触感が混ざり、食べていて楽しくなります。味もしっかりとついていて、ご飯が非常に進みます。色合いも綺麗で、見た目も華やかです。
⑤丸美屋
本かつお
価格 128円(税込み)
内容量 19g
鰹節ふりかけと海苔とゴマがメインのふりかけです。
鰹節ふりかけの割合が多く、サクサクとした食感が楽しめます。
⑥堅魚屋
かつおふりかけ
価格 302円(税込み)
内容量 28g
鰹節ふりかけとゴマのみのシンプルなふりかけです。
鰹節ふりかけの本来の味を楽しめます。香ばしく歯ごたえのあるふりかけです。
⑦丹波マルコウ
国産鰹しょうがふりかけ
価格 590円
内容量 100g
今回ご紹介したふりかけの中で、唯一しっとりとしたふりかけになります。生姜の風味が強く、食欲をそそるふりかけです。
4.まとめ
鰹節のふりかけは、ふりかけとしても定番であり、長い間日本人に愛されてきたふりかけです。
鰹節を使ったふりかけは種類も多くバリエーションが豊富にあります。色々な鰹節を使ったふりかけが楽しめます。
ふりかけの種類に悩んだら先ず鰹節のふりかけを選んでください。
また、鰹節のふりかけは、簡単に美味しく作る事も出来ますし、材料も自分で選んで作れるので安心です。
是非一度試していただきたい一品になります。
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