我が家の定番!鰹節屋が選ぶ失敗しないおすすめのだし醤油

だし醬油の種類が多くて、どれを選んだら良いかお困りではありませんか?

スーパーや百貨店でだし醤油を選ぶとき、商品棚にはかつおぶし使用したものや牡蠣を使用したものなど、種類は様々です。

ここでは、元板前の私が実際に使って美味しかっただし醤油10選と失敗しないだし醤油の選び方についてお話いたします。


1.だし醤油のおすすめランキング

スーパーや百貨店で売られている“だし醤油”の商品ラベルを見ると使用原料やだしの種類は様々です。各メーカーも各自の特色を引き出した美味しいだし醤油を開発していますが、なかでも私が実際に使ってみて料理の美味しさを引き出してくれただし醤油を紹介します。

 

NO,1 キッコーマン食品 

商品名:新鮮旨み広がるだし醤油

産地指定の国産だしを厳選しているので、旨味が豊富、香りはおだやかで上品な風味が特徴です。

だしのベースは上品な味わいの枕崎産かつお本枯節、旨味が強くほんのり甘みのある国産まぐろ節、
甘みとしっかりとしたコクをあわせ持つ北海道産真昆布を使用しています。

醤油も2種類の厳選醤油を使用しており、だし感とまろやかさが引き立つ丸大豆生しょうゆとコクのあるボディ感が特徴の特撰丸大豆濃厚しょうゆで円やかな口当たりを感じられます。

化学調味料無添加なので、上品でまろやかなだし本来の旨味が広がります。

 

NO,2 山川醸造

商品名:だし入り醤油 漆黒

山川醸造の「漆黒」の特徴は、まろやかでコクのある醤油と風味豊かなだしのバランスが最高です。コクが深くまろやかな味わいのたまり醬油に、そうだかつおのキレと・昆布・しいたけの甘味のあるだしがプラスされ、そのままかけるだけも良し、希釈して使うも良しな使い勝手がいいだし醤油です。そして、シンプルながら高級感のあるパッケージが、料理をするワクワク感を高めてくれます。

 

NO,3 鎌田醤油

商品名:だし醤油

1789年に創業した香川県の老舗醤油メーカー鎌田醤油が発売するだし醤油です。

こだわりの自社醤油と全国から選び抜いただし素材をブレンド。かつお節やさば節を使い、一番だしを使用することで、味わいに深さを感じることができます。

鎌田醤油の“だし醤油”は万能だし醤油でもあり、素材の味を活かしてそのまま使うのはもちろん、薄めて麺類用の麺つゆにしたり、煮物に使って味をしっかりと浸み込ませるのにも最適です。

 

NO,4 フンドーキン醤油

商品名:和紫

木樽天然醸造醤油をベースに使用し、かつお・昆布の旨味を付与したこいくちだし醤油で塩味を感じさせない甘口タイプです。フンドーキン醤油では、どんなに技術が進歩しても最終的に品質を決めるのは人の五感と考えていて、いいものを造るという意識を全員で共有し、受け継いだ醸造法と最新の技術を融合させ、時代が求めるものづくりに取り組んでいるとのことで、この“和紫”も先人から受け継がれた技術のゆえか、甘口タイプの中にも深いコクが感じられます。

この和紫も万能タイプのだし醤油で、麵つゆや煮物用のだし醤油として旨みを最大限に引き出してくれるだし醤油です。

 

NO,5 アサムラサキ

商品名:かき醤油

モンドセレクションで最高金賞を受賞したかき醤油です。

ベースの醤油に広島県産牡蠣エキスを使用。かつおだし・昆布・椎茸をプラスしていて、うま味を最大限に組み合わせた上品な風味が特徴です。

このかき醤油は、野菜煮付け・炒め物・鍋物・茶碗蒸しなど、さまざまな料理に使える1本です。

また、ほんの少し隠し味として使うことで味がワンランクアップします。

とっておきの使い方として、たまごかけごはんに使うことをおすすめします。シンプルなたまごかけごはんが豊かな香りと旨み加わり、美味しさが更に一層引き立ちます。

 

NO,6 ヒガシマル醤油

商品名:牡蠣だし醤油

ヒガシマルの牡蠣だし醤油は、播磨灘産の牡蠣のエキスにかつお節、昆布だしをブレンドし、うま味を引き出しています。牡蠣のうま味が強いので、コクが深く感じられますが、口あたりが滑らかでどんな料理にも合う万能だし醤油です。醤油は薄口醤油を使っていますので、料理の色合いを気にする方にはおすすめのだし醤油です。

 

NO,7 盛田株式会社

商品名:マルキン かき醤油

 

広島県産の牡蠣とかつお風味の魚醤にアレンジした上品な味わいが特徴のかき醬油です。

麺つゆとして使ったり、おでんや煮物のだし醤油として使ったりとどんな料理でも美味しさを引き出してくれるだし醤油です。

また、このかき醤油はだしの風味が強いので、料理のだし感を強くしたいときにおすすめです。

 

NO,8 丸十大屋

商品名:味マルジュウ

丸十大屋の味マルジュウは、日本の津々浦々から選び出した食材の一番だしをブレンド。丁寧に抽出しているので、5倍に薄めても素材のうま味をしっかりと感じられます。1本でつけてよし、かけてよしの万能だし醤油です。

 

味噌、醤油の製造が盛んな山形県の丸十大屋「味のマルジュウ」は、日本全国から厳選されただしを使って抽出されていますので、希釈しても味がしっかりとしているので、煮物料理に最適です。山形県の秋の風物詩「日本一の芋煮会フェスティバル」にも使用されるだし醤油です。

 

NO,9 寺岡有機醸造

商品名:寺岡家のたまごにかけるお醤

寺岡家のたまごにかけるお醤油は、たまご料理好きな方にぜひおすすめです。

こだわりの天然醸造醤油に、かつお節・昆布のだしと牡蠣エキスを加え、ほんのり甘くまろやかな味わいです。この“たまごに掛けるお醤油”はたまごの濃厚さに負けることなく、うま味を感じられます。たまご料理がメインと捉えがちですが、炒め物や煮物などさまざまな味付にも使えます。

 

NO,10 歯舞漁業協同組合

商品名:はぼまい 昆布しょうゆ

北海道根室市歯舞漁業協同組合が本気で作った昆布だし醤油です。歯舞の一等昆布を贅沢に使用しているため昆布の風味とうま味が強く感じられる逸品です。素材のうまみを活かす水出し製法で一番だしを抽出し、地元職人の技で生み出された昆布だしと醤油のバランスは最高で、どんな料理にも合う昆布だし醤油です。

 


2.料理別のだし醤油おすすめ品

だし醤油の種類は様々ですが、料理によって使い分けるとコクやうま味、深い味わいが感じられるだし醤油を紹介します。

2-1 煮物料理

①キッコーマン食品 

商品名:新鮮旨み広がるだし醤油

だしのベースは枕崎産かつお本枯節、旨味が強くほんのり甘みのある国産まぐろ節、甘みとしっかりとしたコクをあわせ持つ北海道産真昆布を使用しており、円やかな口当たりが特徴です。

煮物料理の素材の味を邪魔しない、そして、素材の旨みを引き出してくれるだし醤油です。

 

②丸十大屋

商品名:味マルジュウ

煮物料理で使うだし醤油で重要なことは希釈しても味がしっかりとしていること。この味のマルジュウは山形県の風物詩「日本一の芋煮会フェスティバル」にも使用されるだし醤油ですので、煮物料理には欠かすことのできないだし醤油です。

 

③歯舞漁業協同組合

商品名:はぼまい 昆布しょうゆ

歯舞で取れた一等昆布を贅沢に使用しているため昆布の風味とうま味が強く感じられますので、野菜のうま味との相乗効果で美味しく仕上げることが出来ます。昆布の優しい口あたりが、素材の味を邪魔しないので、薄味の煮物に最適です。

 

2-2 炒め物

①アサムラサキ

商品名:かき醤油

ベースの醤油に広島県産牡蠣エキスを使用しており、かつおだし・昆布・椎茸をプラスしているので、うま味を最大限に活かされただし醤油です。

このかき醤油を使って作る炒め物は、余分な味付は一切いりません。驚くほど美味しい炒め物が出来ますのでおすすめです。また、このかき醤油だけで料理ができますので、時間が無いときや簡単に作りたい時などには最適です。

 

②ヒガシマル醤油

商品名:牡蠣だし醤油

播磨灘産の牡蠣のエキスにかつお節、昆布だしをブレンドしているため、炒め物にコクと風味をプラスしてくれます。牡蠣のうま味が強いので、コクが深く感じられますが、上手にうま味を引き出してくれます。醤油は薄口醤油を使っていますので、炒め物の色合いが薄めに仕上がります。

 

③盛田株式会社

商品名:マルキン かき醤油

広島県産の牡蠣とかつお風味の魚醤にアレンジした上品な味わいが特徴のかき醬油ですので、炒め物に使用したときに風味を強く感じられます。また、牡蠣のエキスが入ってるため炒め物のうま味を強く感じることが出来ます。

 

2-3 めんつゆ

①鎌田醤油

商品名:だし醤油

鎌田醤油のだし醤油はかつお節やさば節を使い、一番だしを使用することで、味わいに深さを感じることができます。めんつゆとして使った時には、このかつお節の香りとさば節のコクがバランスよく感じられますので、めん料理には欠かせないだし醤油です。

 

2山川醸造

商品名:だし入り醤油 漆黒

山川醸造の「漆黒」は、円やかな口当たりとでコクのある醤油と風味豊かなだしのバランスが最高です。めん料理は一口目が重要で、一口目で香りとコクを感じさせないと十分な満足感を得られないと言われています。漆黒はこのどちらもバランスが良く、めん料理を飽きさせないめんつゆを作ることが出来ます。

 

③フンドーキン醤油

商品名:和紫

フードキン醤油の和紫は、かつお節・昆布の旨味を強く感じるだし醬油です。めんつゆに必要な香りとコクは希釈してもそのまま感じられますので、めん料理を飽きさせにくいだし醤油です。また、和紫は塩味を感じさせない甘口タイプですので、めんつゆの口あたりも円やかです。


3.だし醤油の選び方

だし醤油を選ぶとき、たくさんの種類の中からどれを購入すればいいか迷うことがあります。

そんな時は、だし醤油の商品ラベルを見るとご自身の購入ポイントが記載されていることがあります。

3-1 だしの種類で選ぶ

だし醤油の商品ラベルを見てみると、使用原材料に“かつおのふし”“さばのふし”“昆布”など使われている素材が表記されています。

“かつおのふし”や“さばのふし”“昆布”はだし醤油のベースとなる“だし”に使用されているもので、そのままだし醤油の香りやうま味の成分となっています。

めんつゆとして使うことが多い場合は、“かつおのふし”や“さばのふし”“昆布”と表記されただし醤油を購入すると風味が強く感じられます。また“かつおのふし”と“昆布”が入っていれば、イノシン酸とグルタミン酸の効果でうま味も感じられます。

“牡蠣エキス”と書かれたものであれば、炒め物や鍋物料理がおすすめです。牡蠣のうま味が炒める食材や鍋物のうま味を引き出してくれます。

上記以外にもしじみの旨みを活かした「しじみだし醤油」、あわびの肝エキスが入った「あわびだし醤油」、とろみが特徴の「うにだし醤油」などのだし醤油もあります。

3-2 減塩タイプで選ぶ

だし醤油に使われている醤油にも種類によって違いがあり、濃口醤油を使っているものや薄口醤油を使っているものがあります。

濃口醤油は口あたりが円やかですが色目が濃いため、煮物料理などでは色目は濃くなります。しかし、出来上がった料理の見た目は味が濃く見えますが、塩味の強さは感じられず、優しい口あたりの料理が出来上がります。

薄口醤油を使っただし醤油は、料理の色合いを薄く抑えることが出来るため、色合いを押さえたい煮物料理や鍋物料理に向いています。薄口醬油は見た目の色調が薄いので、醤油感が弱いと感じられますが、実施はしっかりとした醤油風味と塩味がありますので、見た目での判断はせずにこまめに味を確認しながらの料理作りをおすすめします。

 

3-3 健康志向で選ぶ

だし醤油に使われている“だし”はかつお節やさば節、昆布などです。これらの素材にはうま味成分となるイノシン酸やグルタミン酸が含まれているため、塩分を控えても純分美味しい料理が出来上がります。

うま味成分が含まれている分、料理の味付けは薄口(塩分控えめ)でも物足りなさを感じることが有りませんので、健康を気にする方にだし醤油はおすすめです。

また、各メーカーより減塩タイプのだし醤油も販売されていますので、商品のラベルにも注目してみてください。


4.まとめ

今回、だし醤油のおすすめ10選とだし醤油を選ぶポイントについてお話いたしました。

各メーカーから様々な種類が出ていますが、各メーカーとも特色を活かしただし醤油が販売されています。

だし醤油の買出しの時にこの記事を参考にしていただければ幸いです。

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