あなたは美味しい和風あんかけ丼を作りたいとお考えではないでしょうか。
あんかけ料理とは、肉類、魚介類、野菜類などを油で揚げたり、炒めたりしたものに片栗粉でとろみをつけた料理のことです。
あんかけの「あん」には中華あんと和風あんがあり、
中華あんは鶏がらだしをベースにしたものに対し、
和風あんは鰹などでだしを取った「和風だし」がベースになっています。
このあんかけを熱いご飯の上にのせたものをあんかけ丼と呼ばれています。
あんかけ丼は、お店では食べる機会があるのに自分で調理となると大変そうなイメージがありますが、
今回は簡単に作れてなおかつ美味しいめんつゆを使った和風あんかけ丼の作り方を紹介したいと思います。
ぜひ、この記事を参考にして作ってみて下さい
目次
1.和風あんかけと中華風あんかけの違いは出汁にある
あんかけ料理には和風、中華風と種類があります。
これは味の決め手となる使うだしによって定義が異なってきます。
種類 | 主な出汁用の食材 | 粉類 |
和風あん | 昆布 鰹節 鯖節 煮干し 干し椎茸 貝柱 大根等 | 葛粉・片栗粉 |
中華あん | 鶏ガラスープ 上湯(シャンタン) 白湯(パイタン)等 | 片栗粉 |
また、とろみをつけるのに使用する片栗粉にも違いがあります。
中華あんでは片栗粉を使うことが多いのですが、
日本料理店や料亭などでは和風あんを作る場合、日本産の葛粉を用いる場合もあります。
かつおだしや葛粉を使うことで、日本産の食材の味を引き立たせる効果があると言われています。
家庭で和風あんを作る場合、葛粉はなかなか売っていませんし、
価格も市販の片栗粉よりも高価になってしまいますので片栗粉でも何ら問題はありません。
入れる具材は、肉類・魚介類・野菜など、どんな食材を使ってもあんかけのベースとなるだしを和風にするか中華風にするかで使い分けができます。
2.めんつゆを使った簡単和風あんかけ丼の作り方
和風あんをつかったあんかけ丼を作ろうと思っても鰹節や昆布からだしを採るとなるとちょっと躊躇してしまいますよね。
ここでは、めんつゆを使って簡単に作れる和風あんかけ丼を紹介します。
めんつゆは麺類が主な用途ですが内容はだし+醤油等の調味料が入っているので調理をする際に和風だしの代用としても使えて簡単に料理を作れます。
美味しく仕上がることはもちろん、時間短縮にもなりますので、
調理時間にしても15分掛からずに完成させることが出来ておすすめです。
今回は比較的冷蔵庫に常備することが多い、豚バラと白菜を使ったあんかけ丼を紹介します。
豚バラと白菜の和風あんかけ丼は、豚肉の旨みと、軟らかくなった白菜の食感が
めんつゆで作った和風のあんに絡みとても美味しい丼です。
2-1 めんつゆを使った和風あんかけ丼で使用するもの
今回は2名分の和風あんかけ丼の作り方を紹介します。
材料(2人前)
・ごはん400g
・豚バラ肉 (薄切り)150g
・白菜200g
・水150ml
・料理酒 大さじ1
・めんつゆ 大さじ1
・オイスターソース 小さじ1
・黒こしょう 少々
・水溶き片栗粉 大さじ2
・ごま油 少々
2-2 和風あんかけ丼の作り方
①豚バラ肉は3cm幅程に切ります。
②次に水洗いした白菜も芯と葉の部分を芯の部分は2cm幅程、葉の部分は3cm幅程に切ります。
③熱したフライパンにごま油をひきます。
④豚バラ肉と白菜の芯の部分を入れて炒めます。
白菜の芯は火が通りにくいので、葉の部分よりも先に炒めるようにしましょう。
⑤豚バラ肉の色がきつね色に変わる頃合いで、白菜の葉部分を入れて中火で炒めます。
⑥白菜の葉の部分がしんなりしたら水とめんつゆを入れて中火で煮立たせます。
あらかじめ水とめんつゆを混ぜ合わせておくことがおすすめです。
割合はそばつゆと同じ割合で構いません。
水150ml
めんつゆ 大さじ1
⑦めんつゆを少し煮立ちさせたら水溶き片栗粉を入れ、とろみがつくまで中火で煮ます。
水溶き片栗粉を入れてから、具材をゆっくりと混ぜ合わせると片栗粉のダマが出来にくくなります。
⑧和風あんかけができたら、熱々のごはんを丼によそいます。
⑨和風あんかけをごはんにかけて、ごま油を2・3滴落として和風あんかけ丼の出来上がりです。
実際に食べてみても美味しく仕上がり、だしを1から取らなくてもできるので
時間がない時の食事としても簡単に作れますのでおすすめです。
2-3卵とニラの和風あんかけ丼
今回紹介した以外でも卵とニラを使った
和風のあんかけニラ玉丼を試してみるのもどうでしょうか。
白米とニラ玉の相性は抜群でご飯がすすみます。
以前、紹介した
https://www.kobayashi-foods.co.jp/washoku-no-umami/japanese-style-bean-paste#i-8
こちらの記事に和風ニラ玉あんかけの作り方が載っているので参考にしてみて下さい。
3.まとめ
今回、めんつゆを使った和風のあんかけ丼を紹介しました。
実際に鰹節や昆布だしからだしを採るよりもめんつゆを使うことで更に時間短縮ができます。
朝の時間がない時や冷蔵庫の残った食材で簡単に料理を作るときなどにとてもおすすめな調理方法です。
今回、紹介したレシピ以外に具材の種類も自分好みに追加してアレンジしても良いと思います。
肌寒くなってきた今日の夕食に和風だしのあんかけ丼を作ってみてはいかがでしょうか。
コメント