あなたは、「ほうれん草のおひたし」の作り方を知っていますか?簡単に説明すると、ほうれん草をお湯で湯通し、ダシや醤油といった調味液に浸して作る料理です。作り方もシンプルで、手軽に作ることができます。
しかし、作る際にいくつかの注意点があります。「レンチン」「あく抜き」「油揚げ」「めんつゆ」この4点が料理を美味しくする為のキーポイントであり、是非とも心がけて頂きたい内容です。
そこで、私がおすすめする「失敗しないほうれん草のおひたし」レシピを紹介してから、重要なポイントの説明をしていきます。
1.「失敗しないほうれん草のおひたし」作り方を9つの手順に分けて紹介!
私がおすすめするほうれん草のおひたしは、「レンジ」と「めんつゆ」を使うことで、
「時短・簡単・手間いらず!」を可能にした、美味しいおひたしです。
1-1.材料
〇材料(四人前)
・ほうれん草・・・4束
・めんつゆ(2倍濃縮)・・・50ml
・水・・・100ml
・油揚げ・・・1/2枚
・鰹節・・・一つまみ
1-2.ほうれん草を水洗い
根っこの部分などに、土が残っていたりするので、丁寧に行いましょう。
1-3.ほうれん草をレンジで加熱する
ほうれん草をラップで包み、お皿に乗せて600Wで2分加熱します。500Wであれば、2分20秒程度で加熱します。
◎レンジを使うことで、お湯を沸かす時間を省き、鍋を洗わなくて良いという、メリットがあります。
1-4.あく抜き
加熱したほうれん草は、直ぐにボールかお鍋に入れて30秒くらい流水(夏場なら氷水)で冷まし、しっかりあく抜きます。
1-5.水気を取り、食べるサイズにカット
ほうれん草が冷めたら、軽く手で絞り水気を取り、まな板に移し、食べるサイズに切る。(おすすめは4cm)
もう一度水気を取る。(ほうれん草は切った後に水気が出やすい為。)
1-6.油揚げをレンジで加熱する
油揚げをラップで包み、お皿に乗せて600Wで2分加熱する。
加熱出来たら、短冊切りにする。
1-7.味付け
めんつゆを濃縮度に応じて、水を足して調整します。
二倍濃縮ならめんつゆ50mlに水100ml
三倍濃縮ならめんつゆ50mlに水150ml
ほうれん草と油揚げを皿に移し、和えてから調味液を掛けて浸します。
◎調味液が少ない場合は、量を増やすか、キッチンペーパーを上に広げ味がなじみやすいようにする
1-8.冷蔵庫に入れて味をなじませる
冷蔵庫に移し、1時間くらい味をなじませます。
1-9.盛付・トッピング
お皿に盛り、お好みでトッピングに鰹節をまぶせば出来上がり。
2.失敗しない為の重要な4つのポイント
一章で説明したレシピの「失敗しないほうれん草のおひたし」の重要なポイントは「レンチン」「あく抜き」「油揚げ」「めんつゆ」にあります。この4つを意識していただくと、より美味しく出来上がりますので、ぜひ理解してください。
2-1.「レンチン」はほうれん草の栄養素を逃さない!
ほうれん草を加熱する際、お湯に入れて煮ると、栄養素をお湯に少なからず逃がすことになります。
しかし、「レンチン」なら水洗いをしたほうれん草をラップで包んで加熱するだけなので、ビタミンなどの栄養素が外に逃げず、最大限栄養を残すことが出来ます。
2-2.「あく抜き」は身体に害のある「シュウ酸」を取り除きます
ほうれん草を食べるとき、苦みや渋みを感じることはありませんか?
その嫌な違和感の正体は、あくの成分である「シュウ酸」にあります。
つまり、あく抜きがしっかりと行われていないと、シュウ酸が残ってしまい、せっかくの料理を悪くしてしまうのです。
また、シュウ酸は身体の中で結石を作ってしまう原因物質であり、
たくさん摂取していると、いつか尿路結石などになってしまう可能性があります。シュウ酸についてはURLを参照ください。
つまり、料理を美味しくするためにも、身体の健康のためにも、
しっかりとあく抜きすることが重要になります。
2-3.「油揚げ」はほうれん草との相性が抜群!
ほうれん草のみのおひたしも美味しいですが、
ほうれん草にもう一つ具材を入れたいと考えたら、「油揚げ」をおすすめします!
ほうれん草は栄養素のβカロテンを多く含み、油を一緒に摂取すると、ほうれん草の栄養素を効果的に吸収することが出来ます。βカロテン(ビタミンA)と油についてはURLを参照ください。
つまり、油揚げに含まれる油が、ほうれん草の高い栄養素の吸収を助けてくれるのです。
ほうれん草と油揚げは、味の変化だけでなく、栄養摂取という面を考えても相性抜群であり、
どの具材よりも相性が良いと言えるでしょう!
2-4.「めんつゆ」はこだわりに溢れた、最強の調味液!
「めんつゆ」にはだしに醤油や砂糖、調味料などがすでに調合されており、
濃縮度に応じて、水を足すだけで完成します。
2倍濃縮なら、
・めんつゆ・・・50ml
・水・・・100ml
といような計量をするだけで完成です。
私のおすすめは「ヤマキのめんつゆ」です。
・すっきりとした風味の鰹節とまろやかでマイルドな宗田鰹節の二種類からだしを取る
・香りや上質なうま味がたくさん詰まった「一番だし」
・だしと調味料を調合する際の「かえし」にこだわる
というような、一般家庭ではできない製造を行って作られているため、
簡単だけど、味わい深い味付けにすることが簡単にできるので、そういった、メリットが「めんつゆ」をおすすめする理由です。
ダシをとる手間、醤油やみりんを調合する手間を省けて、失敗せず美味しく作れる「めんつゆ」は最強の調味液と言えるでしょう。
3.基本的なレシピも覚えておきましょう!
1章では、私のおすすめする「簡単だけど美味しいほうれん草のおひたし」のレシピを紹介しました。しかし、お湯を沸かしてほうれん草を茹でることや、ダシから調味液を作ることの良さもありますので、基本的なレシピも紹介していきたいと思います。
3-1.材料
〇材料(二人前)
・ほうれん草・・・4束
・だし・・・100ml(だしの取り方はこちらURL)
・濃口醤油・・・小さじ3
・みりん・・・小さじ3
・油揚げ・・・1/2枚
・鰹節・・・一つまみ
3-2. 水洗い
まず、ほうれん草を水洗いします。
根っこの部分などに、土が残っていたりするので、丁寧に行いましょう。
水洗いが終わったら、ほうれん草の真ん中に輪ゴムでまとめておきます。
3-3.お湯の準備
大きめの鍋に、たっぷりのお湯を用意します。
沸騰したら、大さじ一杯の塩を投入しかき混ぜます。
(しっかりと塩を入れることで、塩気がほうれん草の味わいを引き立ててくれます。)
3-4.茹で方
ほうれん草の葉側を持ち、根っこ側をお湯に30秒浸けます。
次に、ほうれん草全体を鍋に浸し30秒秒待ちます。(15秒で上下を入れ替える)
(葉と根で茹で時間を変えることで、柔らかい葉の部分がしなしなな食感にならないようにすることが出来ます。)
3-5.あく抜き
茹でたほうれん草をたっぷりの冷水に移し、
30秒程、流水で冷まします。(シュウ酸は水に溶けて逃がすことになるので、水は多めに用意。)
ほうれん草が冷めたら、軽く手で絞り水気を取り、まな板に移し、輪ゴムを外す。
食べるサイズに切る。(おすすめは4cm)
もう一度水気を取る。(ほうれん草は切った後に水気が出やすい為。)
3-6. 味付け
水気を切ったほうれん草は固くなっているため、箸でほぐす。
だし・醤油・みりんを混ぜ合わせ、ほうれん草に掛けて浸す。
(調味液が少ない場合は、量を増やすか、キッチンペーパーを上に広げ味がなじみやすいようにする)
3-7. 冷蔵庫に入れて味をなじませる
冷蔵庫に移し、1時間くらい味をなじませます。
3-8.盛付・トッピング
お皿に盛り、お好みでトッピングに鰹節をまぶせば出来上がり。
4.さいごに
いかがだったでしょうか?
ほうれん草のおひたしは簡単な料理になりますが、調理過程の中でちょっとしたポイントにこだわって頂くだけで、より美味しく作ることが出来ます。
今回紹介した内容をもとに、少しでもあなたの料理お手伝いが出来れば嬉しいです。
ありがとうございました。
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