最高のうどんのだしを知りたいと思っていませんか?
うどんのだしは大きく分けると
・関西風
・関東風
・讃岐風
の3つに分けられます。
それぞれ特徴のあるうどんだしですが、だしをおいしさをしっかりとあじわえる関西風のうどんだしをぜひです。関西風のうどんだしをおすすめする理由は3つあります。
・だし本来の味をたのしめること
・具がなくても食べきれてしまうこと
・用意しやすい材料で簡単につくれること
ご家庭でも手間を少なく、最高のうどんだしでうどんを楽しむことができる関西風のうどんだしを紹介します。ダイニングにだしの香りが広がり、食欲をかきたてるうどんが作れるでしょう。
1. おすすめのうどんだしはかつおと昆布の関西風
うどんのだしは大きく分けて3種類ありますが、おすすめのうどんだしは関西風です。
使う出汁 | 味の傾向 | 合う具材 | |
---|---|---|---|
関西風 | かつお節、サバ節 煮干し、昆布 | 出汁の味をしっかり感じる。 全体的に薄味 | ねぎ 油揚げ |
関東風 | かつお節、そうだ節 などの混合だし | しょうゆ、みりんのきいたしっかりした味 | かまぼこ 長ねぎ |
讃岐風 | にぼし | すっきりとした味わい にぼし独特の風味 | ねぎ 天かす、天ぷら |
なぜ、関西風がおすすめかというと関西風が一番だしを楽しむことができるということです。もちろん関東風や讃岐風でもだしの味を楽しむことができますが、関西風ではその立ち上る湯気の香りでもだしを楽しむことができるのでお勧めしています
1-1 関西風うどんだしの特徴
中に入っているうどんがはっきりと見えるような透明感のあるだしが特徴です。だしには鰹節の薄削りやサバ節、昆布を使用します。味付には薄口しょうゆをお好みで入れる程度でだし本来のうまみを味わえます。うまみがつよく、後味がよいため箸がとまらずたべてしまいます。
1-2 関東風うどんだしの特徴
関東風のうどんだしは強い味のだしに、強い味のしょうゆ、みりんをあわせるしっかりとした味が特徴です。関東ではうどんだしをつゆと表現するようにだしにかえし(しょうゆやみりんをあわせたもの)を指すのが一般的です。ベースのだしには鰹節、そうだかつおの節、サバ節など数種類を合わせたものを使用します。数種類あわせることでコクがでます。しょうゆは濃口しょうゆをつかいみりんも足します。味わいは少し甘味を感じるだしになります。
1-3 讃岐風うどんだしの特徴
讃岐風のうどんだしの特徴はいりこと呼ばれる煮干しでだしをとることです。瀬戸内海で上質な煮干しがたくさんとれたことで作られるようになりました。煮干しのだしは昆布だしで作るか、水出しかゆでるか、内臓をとる、とらないなど料理をする方の好みでいろいろと選ぶことができます。だしの取り方によってすっきりした味わいから、煮干しのもつ苦味をいかしたものまで味わうことができます。ただ煮干しを上手に選ばないと、だしが濁ったり、生臭くなったりと初めて挑戦する方にはおすすめしません。味付には薄口しょうゆ、みりんを合わせたかえしを使用します。
2. だしの透明感にこだわったうどんだしのつくりかた
透明感のあるうどんだしのつくりかたを紹介します。だしが透明であることは雑味がすくなく、だしとうどんのおいしさを楽しむことできる目安になります。なぜ透明感のあるだしをお勧めするかというと、
・だし本来の味をたのしめること
・具がなくても食べきれてしまうこと
・用意しやすい材料で簡単につくれること
があげられます。だしのうまみを十分に生かしたうどんにすることができますし、ほかの具材の味に頼らなくても、おいしく一杯食べきることができます。また使う材料は花かつお、こんぶ、うどん、薄口しょうゆ、お好みでねぎやわかめ、と家庭にあるもの、すぐに用意できるものだけです。では、実際に作ってみましょう。(分量は2杯分で紹介しています)
2-1 昆布を水に1時間以上ひたす
水600㏄に昆布を6g位をひたします。昆布は水出しからだしをとるとえぐみがなくすっきりとしただしが取れます。昆布がしっかりと広がるまでは待ちましょう。
2-2 鍋を火にかけ、鍋の内側に気泡が見えたら昆布を取り出す
取り出すのが遅れるとぬめりが強くなります。鍋から湯気がみえたら取り出してもかまいません。
2-3 花かつおを入れて火を止める
花かつおを24g入れます。水に対して4%が目安ですが多めに入れても大丈夫です。目安を覚えておくだけでつくりやすくなります。
2-4 5分そのまま置いておく
花かつおを入れたら一度火を止めます。花かつおを煮込んでしまうと、香りがとび、雑味がでてくるので火を止めます。そのまま5分程度置いておきます。
2-5 キッチンペーパーとざるを使って濾す
ざるの上にキッチンペーパーをひくだけでしっかりとこすことができます。その結果、このような透明感のあるだしがとれます。
2-6 うどんをいれ、トッピングをする
2-7 薄口しょうゆをお好みでいれる
使うのは薄口しょうゆをおすすめします。黄金色のだしを見て味わうためにも器も白のものがおすすめです。
3. 市販のだしを使ったうどんのつくりかた
家庭でよく使用されるめんつゆをつかってもおいしいうどんだしができます。さらに一工夫でもっとおいしくなります。それは、めんつゆをお湯で割らずに昆布だしで割ることです。昆布だしも水出しすることで手間もほとんど増えません。実際の作り方は以下の通りです。
3-1 水出し昆布だしを作る
水出し昆布だしを作ります。ご飯を炊く時、お味噌汁にも使えるので冷蔵庫に常備していてもいいでしょう。だいたい2時間以上は置いておきます。
3-2 水出し昆布だしを鍋に入れ火にかける
うどん一杯分でだいたい250㏄から300㏄使います。
3-3 あたたまったらめんつゆを使い方に合わせていれる
市販のつゆは薄める量がパッケージに記載されていますのでその通りの量を入れましょう。
3-4 うどんをいれ、トッピングをして完成
昆布だしを加えるだけで市販のめんつゆがまろやかな味わい深いだしに変わります。とくに材料に昆布が含まれないめんつゆにはぜひ水出し昆布だしを試してみてください。
4.まとめ
透明感のあるうどんだしは思ったよりも簡単にできます。いつでも気軽においしいうどんだしを作れるようになれると素晴らしいですね。
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